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茶道と言ったら日本の文化の一つと言っても良いくらいですが、ちょっと敷居が高いと感じてしまう方も多いのでは?
お茶会なら、ご近所さんや、同級生など、気軽な集まりで行っていることでしょう。今回は、そんないつものお茶会がパッと明るくなる和菓子を紹介します。
1:小さくって可愛い和菓子の宝石箱 吉廼家のおとぎ草子
見た目可愛いさは抜群で、肝心な味もあんこがキメ細かく、甘過ぎずどれも優しい味わい!お伽草子は、室町時代から江戸時代にかけてつくられた短い物語のことを言います。
京都「吉廼屋・よしのや」の銘菓「おとぎ草子」は、古くから伝わる掌編にちなんでつくった“掌菓”で、その色とりどりでなんとも可愛らしい一口サイズの上生菓子は、箱を開いた瞬間女性の心を釘付けにしまうほどす。
2:品格すら感じさせるほどの栗饅頭!?「栗饅頭」
茶道のお菓子と言ったら、ちょっと品があるような格式高い和菓子のイメージを持たれる方も多いと思います。そんなイメージにぴったりな和菓子が、こちらの栗饅頭なのです。表面は光が当たると輝くほどに艶があり、その皮はかすかにパリッとしています。切ってみるとその中には栗が丸ごと入っていて、その周りを白あんが覆っています。少々甘さは強めではありますが、しつこくさはなく、少し苦味の効いた抹茶ととてもよく合うでしょう。
3:石川県で生まれた究極のあんころ餅?!「あんころ餅」
こちらのあんころ餅は、石川県民の方にとっては有名なあんころ餅だそうで、県内でもお馴染みの銘菓です。このあんころ餅を製造している圓八の歴史は古く、創業から270年以上経つお店です。肝心なあんころ餅ですが、あんを作るだけでなんと3日も費やすのだそうです。柔らかいお餅をこしあんが包み込んでおり、餡の滑らかな舌触りとお餅の柔らかさがマッチしています。そして、そのマッチした餡とお餅を食べてから抹茶を飲むことでより美味しさが際立つことでしょう。
4:甘酒が使われた岡山の和菓子!「大手まんぢゅう」
甘酒が使われている和菓子ってちょっと珍しいと思いませんか。こちらのお饅頭は、その甘酒が使われている岡山県の和菓子なのです。中の餡が透けて見えるほどの薄い皮は、雲の様な模様があり、それがまた少し上品さを感じさせます。餡はこしあんで滑らかさがあり、しつこすぎない甘さになっています。口に入れた瞬間、薄皮の甘酒の香りが口の中に広がり、餡の味と合わさってより美味しくさせてくれます。抹茶にもぴったりな和菓子です。
5:「きんつば」じゃない!知る人ぞ知る「銀つば」
こちらの和菓子は、知る人ぞ知る銀座みやげで、その名も銀座で作られているきんつばで「銀つば」なんです。味の種類は2種類あり、1つは中に小さな栗の入った大納言の銀つばです。もう1つは白つぶ餡の銀つばで、良質な大手亡(おおてぼう)と大福豆がまろやかな風味にしています。大きさも一口サイズなので、茶道のお菓子としても上品さを演出してくれます。甘さは控えめで、甘い物が苦手な方やご年配の方にもオススメの和菓子となっています。
6:江戸時代から愛されていた!「うさぎ餅」
旧東海道のある静岡市葵区は、かの十返舎一九によって描かれた「東海道中膝栗毛」の弥次さん・喜多さんでも有名です。そして、その有名な古庄交差点には、駿河の三大名物である兎餅の跡地があるのです。そこで300年ほど前からこのうさぎ餅が作られていたと言われています。薄皮の餅には、満月がモチーフになった焼き印が押されており、白い部分はうさぎに見立てられています。キメの細かいたっぷりのこしあんと柔らかい薄皮の香ばしさは、抹茶との相性も抜群です。
7:白い糖化が特徴的な羊羹!「昔風味の小城羊羹」
羊羹といえば表面は艶がありみずみずしいのが一つの特徴ですが、こちらの羊羹はちょっと違います。こちらの羊羹は、表面は白く糖化されており外側はシャリシャリとした食感の羊羹なのです。防腐剤がない時代に少しでも日持ちを良くしようと、羊羹の表面を白く糖化させたことが始まりなのだとか。表面は糖化させてあるものの、その味は甘さが控えめで次から次へと食べたくなってしまうくらいです。お茶ともよく合う羊羹なので、茶道のお茶菓子としても出せるでしょう。
8:涼しさを感じさせる氷のような琥珀菓子!「氷室」
見ているだけでも涼しさを感じさせるこちらの和菓子は、特に暑い夏にはぴったりの和菓子となっています。この「氷室」は、日本三大和菓子処といわれる松江にある岡三英堂で作られています。色も鮮やかなので、涼しさを感じさせるだけでなく、見ているだけでも楽しめるでしょう。氷のようなシャープな形ではありますが、表面はシャリっとしています。そして中は寒天になっており、そのプルっとした食感もまた楽しいのです。お茶にも合う琥珀菓子です。
※販売時期はことなりますので、お店にお問い合わせください。
9:プルプルで丸い羊羹を楊枝でいただく!「五季」
見た感じはゼリーのようでプルプルとしていますが、実はこちらの和菓子は発酵食品が使われた羊羹なのです。味の種類も5つあり、「醤油糀」「白味噌」「りんご酢」「抹茶塩糀」「酒」といった日本ならではの味。ほのかに発酵食品の味はしますが、甘さは控えめで懐かしさを感じさせてくれるでしょう。料理の「さしすせそ」を使っているので、きっとお茶菓子としても相性が良いでしょう。このようなお菓子も日本ならではという感じですね。
10:これこそがまさに職人技な和菓子!「生菓子」
見ているだけで思わずうっとりしてしまうこちらの和菓子は、元ドイツの菓子職人の方が作った、兵庫県伊丹にある「寶樹庵」の和菓子なのです。食べるのが勿体ないくらいに細かいところまで繊細に作られており、ずっと眺めていたいくらいです。もちろん和菓子なので、あんこが使われているものや、饅頭や大福など和菓子の定番まであります。お茶を点てる様子を、こちらの和菓子がより一層趣のある情景に引き立ててくれます。是非とも一度は食べてみたい和菓子ですね。
※掲載情報は 2017/04/21 時点のものとなります。
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