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お酒のおつまみとしてだけでなく、ピザのトッピング、サラダやパスタの具材としても使える「サラミ」。サラミはドライソーセージの一種で、発祥の地イタリアでは「サラーメ」とも呼ばれ、その歴史は古く、古代ローマ時代にさかのぼると考えられているそうです。豚ひき肉に調味料を混ぜ、腸詰し、乾燥熟成したものをサラミと呼んでいました。現在では豚以外の挽き肉で作られたもの、ハーブやスパイスなどの香辛料を混ぜたものもサラミと呼ぶようになり、国や地域によってさまざまな種類のサラミが作られています。製法、肉の種類、挽き方、スパイス、その作り方や材料はさまざま。風味や味わいはもちろん、見た目も全く異なります。そこで今回は、そんな種類豊富なサラミの中でもおすすめの商品を5つピックアップしました。製法、材料、スパイスの違ったサラミをぜひ一度味わってみてください。
1：高タンパクでヘルシーな希少種の豚肉を使った生サラミ
高タンパクで、くせの無いヘルシーな世界ブランドの豚肉「ケンボロー種」。日本には6％しかいない希少種です。そのケンボロー種に栄養豊富な｢ホエー｣を与え飼育した、「ホエー豚」から作られる生サラミが「エンダッタラ」。背脂と赤身肉をカットして乳酸菌を加えた挽肉を豚腸に詰め、表面に白カビを丁寧に付け、一本一本手作業で吊り下げ、一切加熱せず35日間発酵熟成させてつくられています。酸味があり、肉の臭みはなく、口の中でジューシーさと、旨味、コクが一気にひろがる、度食べたらやみつきになるサラミです。
2：エゾシカの鉄分から生まれる上質な旨みを感じるサラミ
北海道のジビエを代表する蝦夷鹿（エゾシカ）肉。鹿肉は鉄分が多く、高たんぱく低脂肪と栄養面でも注目が高まっています。クセが強い鹿肉の味を紛らわすため、塩分が高くなりがちな鹿肉サラミもありますが、こちらの「蝦夷鹿サラミ」は塩分が強くなく、適度な豚脂を加え味のバランスを整えていて、深いコクを感じます。いかに経験に裏付けられた高い知識のもと丁寧な下処理をされているか窺うことができます。1ヶ月じっくりと熟成されたサラミは、旨味成分が増し、芳醇な香りを生み出しています。舌の上でゆっくりと溶ける脂と旨味をぜひ赤ワインと一緒に味わってみてください。
3：「食べられる国宝」希少種マンガリッツア豚のサラミ
ハンガリー固有の豚で19世紀前半に誕生した「マンガリッツア豚」。どんぐりなどの自然食品のみを餌として成長し、ストレスなく伸び伸びと育てられている希少な豚で、そのおいしさは世界の人々を魅了しています。「マンガリッツア・サラミ」の生産で広く知られているピック社のサラミは、食べた瞬間の薫りの良さにインパクトがあり、口どけもとてもなめらか。マンガリッツア豚の上品で繊細な味わいを堪能することができます。ハンガリーの「食べられる国宝」としても名高い豚肉の味を是非一度味わってみてください。
4：ほろほろほどける熟成されたお肉と旨味「生サラーメ」
「生サラーメ」と呼ばれているイタリアの生サラミがあります。熟成された生サラミは本国イタリアでとても貴重な逸品として知られています。フェレオーリ・ジーノ・エ・フィリオ社の「サラーメ・フェリーノ」は、熟練のサラミ職人による手作りで造られる特別な「生サラミ」。見た目はタルタルステーキのような生肉で、粗めに挽いたお肉がほろほろと口のなかでほどけて、ほどよい塩味と熟成が効いたまろやかなお肉の旨味が味わえます。スライスして食べるのはもちろん美味しいのですが、手で粗めにほぐして常温でいただいても美味しいサラミです。
5：ドイツIFFA金賞受賞！ニンニク風味の生サラミ
新潟県の佐渡島で食肉加工のドイツ公認資格ゲゼレ（職人）を持つ渡辺省吾さんと、オーナー渡辺慎一さんの本格的ドイツ製法によるハム・ソーセージ・サラミ工房「へんじもっこ」。こちらのお店のサラミでおすすめしたいのがにんにく風味の極上生サラミ「カッチャトーレ」です。お肉本来の甘みがあってやわらかい美味しい「つなんポーク」のみで作られており、癖もなくやさしい味わいです。その抜群の塩味と風味はおつまみとしてはもちろん、パンに乗せたり、パスタやピッツァ、パエリアの具材にしたりしても活躍してくれること間違いなしのサラミです。
※掲載情報は 2017/04/16 時点のものとなります。
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