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おしゃれな瓶詰「フレンチシリーズ」で料理を美味しく簡単に
時間をかけてじっくりと煮込んで作る「豚肉のリエット」のご紹介です。パテとリエットの違いについて詳しくわかりませんが、型に入れたのがパテと呼ぶのが一般的だそうで、ソースとして使うパテ状のものをリエットと呼んだ方がわかりやすいと思います。
今回ご紹介するマルハニチロのラ・カンティーヌ「ソースシリーズ」は小瓶のフレンチソースです。このシリーズは缶詰とは思えないデザインで、「ソースシリーズ」は手に取っても瓶なのか磁器なのか判断がつきませんでした。瓶詰めとなっていますのでやはり瓶なのでしょう。蓋以外は缶ではないようです。
手のひらにのる位の小瓶は食卓にそのままのせても、デザインが魅力的なので、むしろ積極的に器として利用したいと思うほどです。
「豚肉のリエット」は豚肉の塊を大きめに切って、オイル(豚脂なども含む)で焼きつけてから白ワインやガーリック・ハーブなどを入れて、じっくりとお肉の形がなくなるまで煮たもの。豚肉のどの部位を使うかによって味わいも違ってきますし、塩をどのタイミングで使うか、生のお肉に刷り込むか、調理中に使うかなどで少しずつ味が違ってきます。塩の種類による味の違いもあるかも知れません。ハーブは何を使うかによっても味が違って来るでしょう。
ラ・カンティーヌ「豚肉のリエット」の材料はいたってシンプルで、豚肉・香味付けの野菜・白ワイン・ハーブ・塩ですが、これを作るには豚肉が完全に形がなくなり、ふんわりとするまでじっくり煮込むには数時間を要します。
出来上がりはこんなに少なくなったのと思う位味が凝縮され、びっくりするくらいほんの少量になってしまいます。
このラ・カンティーヌの「ソースシリーズ」は、手間と時間と味わいがぎゅっと詰まった手軽なソースなのです。今回はパンに塗っていただきました。とてもふんわりとして香辛料が後からやって来ます。ライ麦とか全粒粉が入ったパンとの相性が良いようです。パスタソースとしても利用できますし、温野菜に絡めていただくのもお勧めです。
「ソースシリーズ」にはほかに鶏レバーペースト・バルサミコソース・バジルソース・バーニャカウダソース・トマトソース・マッシュルームソースがありますので、様々な料理のソースとして期待が持てます。
※掲載情報は 2017/04/17 時点のものとなります。
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キュレーター情報
パンシェルジュ
石野衣絵子
パンと菜食料理教室「る・くりま」主宰。各種天然酵母で作るパンとゆるいマクロビをベースにした菜食料理が得意。日々作るパンや料理は、美味しくそして安全であるべきだと考えています。素材選びと素材が持つ力を信じて、引き算で作る工夫がいっぱいのレシピが好評。料理教室やパン教室に通うのが趣味だったのですが、気が付いたら教える立場になっていました。教室運営の傍ら、企業向け講師・区民講座・レシピ開発・調理指導委託業務。リマ・クッキングスクール師範科卒業。みそソムリエ。調理師。