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塩の基本を学び、シーズニングソルト作りを体験!
ippinキュレーターでソルトコーディネーターとして活躍中の青山志穂さんによる「塩からこだわるオリジナルシーズニングソルトづくり」の講座が4月5日、8日とNHKカルチャーで行われました。
今回は塩の基本をまず知るために、種類や産地、製造方法の違いによる味や風味の違いなど特徴を学びました。塩の結晶を見たり、触ったり、味見をしたりと参加者の皆さんも体験しながら、塩の不思議な力に魅せられていました。
次に、今回のテーマとなっているシーズニングソルト作りのヒントとなる「素材×塩」の合わせるポイントを具体的な料理を例に学んでいきました。
「赤身肉」と合う塩は?
「てんぷら」と合う塩は?
「硫黄成分の含まれた塩」にあう料理は?
素材と塩の組み合わせの具体例を聞きながら、頭の中でどんな料理と塩を合わせたいか想像がふくらんでいきます。
いよいよ「シーズニングソルト作り」の実習です。一人3種類のシーズニングソルトを作っていきます。用意されたのは、5種類のベースとなる天然の塩と、香辛料やハーブ、和の素材では柚子や青ネギなど、20種類を超える様々な材料。
シーズニングソルトを作る際のポイントとして、どんな料理にも合わせられる「万能選手」を作ろうとするのではなく、合わせたい料理を決めて、どんな味付けにしたいかという具体的なイメージを持つことが大切と青山さんからアドバイスがありました。
完成したシーズニングソルトを入れる小瓶を用意し、まず、3分の1の量の塩を入れます。残りの3分の2の量は香辛料やハーブを足していきます。
香辛料やハーブは、中華料理やインド料理などで使うアジアの香りを感じさせるもの。オレガノ、エルブ・ド・プロヴァンスなどのヨーロッパ風のハーブ。柚子や胡麻、唐辛子といった和風のもの。その他、エビだしやアゴだしといった旨味の強いものや、コショウや砂糖などのベースとなる香辛料を組み合わせていきます。
最初は材料の多さに戸惑っていた参加者の皆さんも「おにぎり」、「カルパッチョ」、「チキンソテー」、「たこやき」……とメニューを思い浮かべながら、組み合わせを決めていきます。
1本目は慎重に……。2本目はちょっと冒険して……。そして、3本目は自分らしく思いきって!個性の違うシーズニングソルトが次々と出来上がりました。
最後はラベルを貼って、完成です!
出来上がったシーズニングソルトのサンプルを参加者全員で味見しながら、それぞれ皆さんの作品の感想を話しました。参加した皆さんは早速、その日の献立に出来立てのシーズニングソルトを使おうとメニューを思い浮かべていました。
シーズニングソルトは塩の味を生かしつつ、風味をつけることで、料理をより引き立てる作り手にとっては、便利な調味塩です。一方で、食べる人にとっても、塩そのままの味を楽しむだけではなく、シンプルな味付けの料理でも、数種類のシーズニングソルトがあれば、料理の味の変化を楽しむこともできます。見た目もオシャレにランクアップさせるシーズニングソルト、積極的に料理に取り入れていきたいですね。
素材と合わせると旨味の変化を楽しめるのが塩の不思議なところ。他の調味料が味をマスキングするのに対し、引き出して素材を生かすことができるのは「塩」という調味料ならではの技だそうです。青山さんによると、日本で購入できる塩は純国産塩だけでも650種類あまり、外国から輸入された塩を合わせると、その数は4500種類を超えるそうです。皆さんも是非、様々な塩に触れて、ご自分の好みの素材の組み合わせを見つけ、様々な香辛料やハーブでオリジナルのシーズニングソルトを作ってみてはいかがでしょうか?
■講座概要
「肉も野菜も100倍旨くなる話題の塩「シーズニングソルト」のワークショップ」
https://ippin.gnavi.co.jp/article-9448/
※ippin体験講座は今後も様々な企画をお届けしてまいります!
※掲載情報は 2017/04/12 時点のものとなります。
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