120年変わらない「八幡浜の顔」と言える銘菓「うすかわまんじゅう」

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丸二日かけて炊きあげるこし餡。凛とした存在感。

120年変わらない「八幡浜の顔」と言える銘菓「うすかわまんじゅう」

愛媛県八幡浜市。柑橘栽培と水産業が盛んで、じゃこ天や八幡浜ちゃんぽんなど特産はいろいろあれど、地元銘菓の王道といえば、宮川菓子舗「うすかわまんじゅう」と答えたい。

両親の出身が八幡浜なので、幼い頃からお土産といえばこれを買い求めていた記憶がある。シンプルだし、全国各地にありそうな饅頭なのだが……この繊細な甘味と、主張しないけど凛とした存在感が、何とも癖になる、八幡浜の懐かしいふるさとの香りを鼻腔の奥に感じるような気さえする銘菓だ。

 

創業明治30年。5代にわたって地元の人に愛されながら、変わらぬ味を守り抜くために決して大量生産せず、初代照太郎の味を守り続けている。

120年変わらない「八幡浜の顔」と言える銘菓「うすかわまんじゅう」

全国菓子大博覧会最高位名誉総裁賞受賞、厚生大臣賞受賞他、受賞している名誉が何枚も並んでいる店内。

120年変わらない「八幡浜の顔」と言える銘菓「うすかわまんじゅう」

洋菓子も和菓子もいろいろあるが(個人的にはここのシュークリームも大ファン)、ガラスのショーケースの「ど真ん中」に、うすかわまんじゅうは並んでいる。

120年変わらない「八幡浜の顔」と言える銘菓「うすかわまんじゅう」

淡い色合いのこし餡は自家製。厳選した北海道十勝産小豆を、大釜で沸騰させては、粒が崩れないように水洗いを繰り返し、小さな小豆をふっくら炊き上げていく。とにかくなめらかで食べ飽きない上質の餡。
そして、それを薄い皮で包んでいるのだが、この薄さが絶妙。

120年変わらない「八幡浜の顔」と言える銘菓「うすかわまんじゅう」

手作りで作られているので、極薄の部分とややぽってりしている部分があって、その微妙な食感もいい。やはり作り立てが美味しいので、たくさん買った時には冷凍保存して味わうことにしている。冷凍したうすかわまんじゅうのシャリシャリした口あたりも、また楽しいのだ。

120年変わらない「八幡浜の顔」と言える銘菓「うすかわまんじゅう」

イベント帰りなどでバタバタとお店に顔を出すと、どんなときでも優しい笑顔で迎えてくれる。この「ふるさと」のような優しく包み込む雰囲気を経験すると、なおさら、この優しくて凛としたおまんじゅうが作り出されていることに合点がいく。八幡浜にお越しの際には、ぜひお店に足を運んでいただきたい。

紹介しているお店
(有)宮川菓子舗

※掲載情報は 2017/04/09 時点のものとなります。

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キュレーター情報

やのひろみ

フリーパーソナリティ/タグプロダクト

やのひろみ

1975年生まれ。松山市出身。
有限会社タグプロダクト取締役。

小中高校と運動部に所属。バレーボール・テニス・ハンドボールと、スポーツ三昧の生活をおくる。
大学在学中は劇団に所属し、イベント音響などの裏方スタッフとして活動するうちにそれが高じてこの世界に足を踏み入れ、ディレクターはもちろん、パーソナリティとしても活動。また、愛媛県内市町主催催事や企業イベントなどの企画運営にも力を入れ、各催事を総合的に盛り上げることにもチャレンジしている。現在、テレビラジオ出演ははもちろん、CM出演や企業イメージキャラクターなども努める。
2007年6月に第一子を出産。
2010年5月に第二子を出産。
2010年 第47回ギャラクシー賞 ラジオ部門 DJパーソナリティ賞受賞(全国で1名)
2009年・2012年・2013年・2014年 民間放送連盟賞ラジオ部門全国優秀賞受賞。

NPO法人 俳句甲子園実行委員会 理事
NPO法人 国際地雷処理・地域復興支援の会 理事
キリンビールを応援する、愛媛の お祭り課長
砥部焼大使第106号
大洲味楽来しいたけ 宣伝大使

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