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普段使いで食卓をワンランクアップに
器を楽しむと料理の楽しさも倍増します。私は和陶器がとても好きなので窯元を訪れ購入することが多いのですが、今回は『遠藤太郎さん』の益子焼の素敵な器に魅了され、購入させていただきました。
関東というと益子焼が代表的。とても身近に感じられる焼き物の一つです。
益子は1924年、濱田庄司がこの地に移住し、「用の美」に着目した柳宗悦らと共に、民芸運動を推めるかたわら、地元の工人たちに大きな影響を与え、益子焼は 「芸術品」としての側面も、もつようになります。飴色の少しぽってりとした釉薬で作られるものなど、民芸らしい独特な風合い。こればとても代表的なのですが、最近では若い作家さんや海外の型の作品などがあり、自由で幅広い風合いの器が目立ちます。
そんな中で遠藤太郎さんの作品は、若い作家さんのモダンさも取り入れ、また伝統的な益子の良さをしっかりと取り込んだ融合された作品が多く目を引きました。
サラリーマンを経て2000年に益子・若林健吾氏に作陶を学び、2006年に独立。製陶所(屋号 ゆみ陶)を設立しています。東日本大震災を機に作家活動に専念され、若い人から年配の人達、いろいろな家庭の食卓におかれてもしっくりいく器を作陶しています。和食にとどまらず、洋食を盛り付けるとまた違った表情が見られ、とても素敵です。
染付の器はパスタを入れても器と料理の一体感が生まれます。また、例えばレトルトカレーを盛り付けても、レトルトとは思えない重厚感がでます。
二彩のお皿にはオープンサンドをのせればカフェメニューの出来上がり。
何をのせても、おしゃれ感がアップします。普段使いにもとても重宝し、生活に密着した器。
是非、遠藤太郎さんの器を手に取って使ってみてください。
※掲載情報は 2017/04/04 時点のものとなります。
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キュレーター情報
料理研究家/オリーブオイルソムリエ
尾田衣子
ル・コルドンブルー東京校卒業。料理ディプロムを取得。 その後、イタリア・フィレツェに渡り、家庭料理を学ぶ。 現在、フランス・イタリア家庭料理ベースの簡単にできるおもてなし料理、オリーブオイル中心の食事ヘルスケア料理、食育を取り入れた親子教室を中心に杉並区(西荻窪)にて料理教室「Assiette de Kinu(アシェット ド キヌ)」を主宰。
また、外部講師を始めTV出演、雑誌・企業へのレシピ提供なども行う。著書に『あまったパンで魔法のレシピ』世界文化社。『うち飲み女子の友』ぶんか社。『家族がよろこぶ「スマイル弁当」』土屋出版 等
薬味食堂(朝日新聞出版)ねぎ、大葉、生姜……そして今、人気のパクチーなど、おなじみの薬味を使った組み合わせが絶妙な料理を豊富に紹介。「ただのせる」だけではない薬味ざんまいの絶品レシピが満載。
http://books.rakuten.co.jp/rb/14282970/