記事詳細
旅先やおでかけ先で、誰彼おすすめと書かれている品につい手を伸ばしてしまうという人も多いはず。実際、著名人には食に強いこだわりを持つ人が多く、その好物は名品ぞろい。ここでは、有名人がこよなく愛したグルメをご紹介します。あの偉業を果たした強者や、あの名作を生み出した文豪が好んで食した、ストーリーのある逸品は贈り物にもおすすめです。
1：戦後日本の礎を築いた内閣総理大臣お気に入りの饅頭
フードジャーナリストのはんつ遠藤さんが究極と賞賛する「山田屋まんじゅう」。江戸末期、慶応3年に愛媛県松山市で創業して以来、当時と変わらぬ一子相伝の製法で作られています。皇室にも納められているほか、文壇や政界にもファンが多いこの逸品。食通としても名高い吉田茂元首相もその一人で、国葬の日にも霊前にも手向けられたのだとか。
2：ミスタージャイアンツのリクエストで誕生した伝説麺
東京ドームに隣接する『東京ドームホテル』内にあり、中国料理老舗としても名高い『後楽園飯店』。こちらの「フカヒレの姿煮入り汁そば」は、巨人軍終身名誉監督・長嶋茂雄氏が現役時代に来店の際、ラーメンにフカヒレを乗せてくれというリクエストで生まれたという伝説のメニュー。おみやげとして持ち帰り、自宅で楽しむこともできます。
3：ノーベル賞作家ヘミングウェイが陶酔したカクテル
かつて、世界一のさとうきび輸出国であったキューバで、是非味わいたいのがさとうきびから作られる「ラム酒」。首都ハバナに22年間住んだ文豪のヘミングウェイも愛飲し、キューバを代表するカクテル「ダイキリ」は一日に10杯以上飲んだとか。現地で書かれた小説『老人と海』を片手にグラスを傾けて、キューバ気分を味わってみてはいかがでしょう。
4：芥川龍之介が旅先まで取り寄せた老舗の和菓子
歯切れのよい皮となめらかな粒あんの「どらやき」で名高い、東京・上野にある和菓子店『うさぎや』。創業者の谷口喜作氏は俳人でもあり、多くの文化人との交流があったそう。芥川龍之介は旅先からその味が恋しいと筆を取り、永井荷風、森鴎外、池波正太郎など数々の作家が通い詰めた名店の味わいは、当時のまま今も守り続けられています。
5：世界的作曲家と王妃が常連のパティスリーサロン
ハンガリーのブタペストに店舗を構えるカフェ＆パティスリーサロン「GERBEAUD（ジェルボー）」。1858年のオープンから愛され続けるこのお店が、海外初出店にあたり選んだのが東京・青山の地。ハンガリー王妃もたびたび訪れ、ピアノ作曲家フランツ・リストが常連だったという本店のおもてなしと雰囲気、味わいのすべてを存分に堪能できます。
6：食べれば運気がアップ！？江戸の文筆家が賞賛した飴
江戸時代より約390年続く飴一筋のお店『高橋孫左衛門商店』。そこの名物「粟飴（あわあめ）」は、作家・十辺舎一九が『金の草鞋』の作中で風味の良さに加え、食べると福運がつくと絶賛。当時の店の様子や飴の評判を綴っています。また、夏目漱石の『坊っちゃん』には同店の「笹飴」も登場。作家が書かずにはいられなくなる老舗の味わいとは？
7：歴史的ヒロインがこよなく愛した三日月型クッキー
17世紀オーストリア、ハプスブルグ家のマリー・アントワネットは、嫁入りの際にお菓子職人を連れて行くほどの大のお菓子好き。そんな彼女がとくに愛したと伝えられるのが、三日月の形をしたウィーン菓子「ヴァニラキプフェル」。サクサクとした食感が楽しい上品なお菓子です。今日のおやつは、王妃の気分でコーヒーブレイクしませんか？
8：戦国武将が幕府に献上した秘伝のポルトガル菓子
織田信長、豊臣秀吉、徳川家康と時の有力者に仕えた戦国武将・細川忠興は、千利休の弟子でもあり茶人としても名を馳せました。そんな忠興のお気に入りのお茶菓子が、ポルトガルから伝来した「加勢以多（かせいた）」。細川家の家紋「九曜の紋」を焼き付け、秘伝の伝統銘菓として幕府にも献上されたという逸品は、目上の方への贈り物にも最適です。
※掲載情報は 2015/05/16 時点のものとなります。
- 2
キュレーター情報
ippin編集部のお取り寄せ
"あの人の「美味しい」に出会う"ippinの編集部おすすめのおとりよせ情報を配信中。
全国の厳選されたグルメ・食品、レストランメニューをお取り寄せできるショッピングサイト「ぐるすぐり」のおすすめから、心惹かれるグルメをピックアップしご紹介しています。
