結婚祝いや新築祝い、誕生日やイベントごとなど、大切な方だからこそ贈りたくなるのが、素敵な食器の贈り物。食器は日常で使用するものだからこそ、少しこだわりを持って収集している方もいらっしゃいますよね。食器をギフトとして選ぶのであれば、普段はなかなか自分では買えないような高級な食器をプレゼントすれば喜ばれるのではないでしょうか。

素敵なデザインの器に美味しい料理を盛り付ければ、それだけでうれしくなってしまいませんか。今回はippinキュレーターの方々がおすすめする世界ブランドの食器をご紹介します。

ワイングラスはその形状から割れやすいものですので、割れない食器を欲しいと思うと、デザインは度外視することが多いですよね。しかしこの「イタレッセ」の【サンライトビーチ・ムーンライトビーチ】は、その概念を見事に払拭してくれます。ポリクリスタル製のワイングラスは、耐久性があって持ち運びもラクラク。その上、イタリア生まれのブランドなのでデザイン性も抜群です。"割れない"ことに引っ掛けて、最近結婚した方やお付き合いを始めた方などのプレゼントにおすすめではないでしょうか。

「アビランド」は、フランスリモージュ磁器の食器ブランド。この真っ白なテーブルウェアはアビランドの「fuji」。繊細な胡蝶蘭が美しく、とても上品なお皿です。シンプルかつエレガントなデザインで、盛り付けたお料理の美しさが引き出されます。フランス屈指の名門ブランド「アビランド」の食器は、大切な方へのギフトにおすすめです。

イタリアのトラットリアやバールでは欠かせないのが、「サタルニア」のお皿。分厚いどっしりとした存在感、そして、安定感が人気、飽きのこないシンプルな白は料理を引き立て、盛りつけの可能性も広がる器だそうです。イタリア料理店の様にオードブルを並べてディスプレイするあの感じで、買ってきた惣菜をテーブルに彩りよく並べても素敵になりそう。シンプルなデザインのお皿は、普段使いでよいものを探している方へのギフトには向いているのではないでしょうか。

1952年にイタリアで発足したハンドメイドのガラス器メーカー「IVV」。中でも「ヘリックス」は、イタリアらしい華やかなカラーがそろっており、見ているだけでゴージャスな気分になれそう。原料は、汚染物質を含まないものが厳選され、製造過程でできたガラス片はリサイクルに廻されるほか、カタログやパッケージに再生紙を使用するなどエコにも良いという面もあり、ファンをかかえている理由のひとつかもしれません。縁取りに色を使うことであくまでも料理が主役になるデザインが、おもてなし料理にぴったり。料理好きな方へのプレゼントにすれば喜んでもらえると思いますよ。

2008年に誕生したARTEUM（アルテウム）。アート・カルチャー・デザインにフォーカスした新しいコンセプトのお店です。Arteumは最高の商品を選ぶ為にMoMA、ポンピドゥーセンター、ルーヴル美術館、シネマテークフランセーズ、パリ装飾美術間等とパートナーシップを結んでいます。

中でもシュルレアリズム(超現実主義)を代表するベルギーの画家ルネ・マグリットの作品がなんとお皿になったのがこちら。帽子やパイプ、鳩や果物などひと目でマグリットとわかるモチーフ、そのチャーミングさです。

ホームパーティーでは、インパクト大で話題になるはず。パーティー好きな方へプレゼントすると喜ばれるのでは。

タイの伝統工芸品「ベンジャロン焼き」は、もともとは王室専用の陶磁器として作られました。「KRADANG-NGA（クラダンガー）」と呼ばれる、タイでお菓子や料理の香りづけに使われるバンレイシの草木や、タイの寺院の壁や柱でも見つける事ができる「PIKUL（ピケル）」という幸福をもたらすと言われる木のデザインなど、タイの歴史や文化を象徴する絵柄が特徴的な陶器です。エスニック好きな方へのプレゼントとして申し分ない品だと思います。

ヨーロッパで2番目に古い歴史をもつ食器メーカーの「ロールストランド」。ノーベル賞授賞式の晩餐会でも利用されているスウェーデンの陶器メーカーです。スウェーデンの小島と地中海のイメージを融合させ、濃淡さまざまなブルーで装飾的な味つけをほどこしたデザインが特徴的。2001年にフィンランドのittallaブランドの傘下になりましたが、スウェーデンの伝統が反映された、時代を超えたシンプルデザインは継承されています。北欧食器はどなたにも人気のアイテムですよね。

デザイン性、芸術性に優れながらも実用的で使いやすい北欧雑貨の代表的なブランド「ARABIA」のピーロパイッカ。フィンランド語で「隠し場所、隠したもの」という意味の「ピーロパイッカ」の言葉通り、プレートの表面の不思議な模様の中には森の動植物が隠れています。デザイナーはPiia Keto（ピーア・ケト）で、ベースカラーが白なのでどんな料理にも合わせやすく、料理好きな方へプレゼントすれば喜ばれるのでは。