記事詳細
紹介している商品
みつのかいちごから伝わるテレパシー
あつひろ農園の「みつのか」に出会ったのは今から4年前。一口食べた時に、普段のいちごの味を予想していたら全く違う桃の風味。さわやかな味の驚きは今でも相も変わらずの感動が。そしてあつひろ農園の名前や「みつのか」の意味を後にお聞きしたあとはさらに大切に食べてしまう。1粒1粒に心を込めて作られているのをいちごからテレパシーかのように伝わる何とも言えないくらいの印象があるいちごです。子供を育てるのと同じ気持ちで育てたとのこと。単純な優しさだけでなく、ときには厳しさもありながら強い苗に育てられて、おいしさが増したのでしょう。この写真のようにいつも箱を開けるとツヤツヤな大粒のみつのか。ツヤ感にまずは驚いて次には食べてみると中身は真っ白!そんな表現も全て研究を重ねられた成果ではないでしょうか。
素晴らしい!白は白でも驚くほどに真っ白!これをスイーツに組み込むとメリハリのあるカラートーンが完成します。
大きいみつのかは手のひらサイズのものも!
一般的に大きないちごは味が大口で、ぎゅっと詰まった感じがないイメージがあるのですが、みつのかいちごは大きさがみかんのような大きさでも大口な味ではなく、実の締まった触感が味わえます。このすっきりとした味が私もお気に入り!なかなか他のいちごでは味わえません。みつのかいちごのサイズは通常のサイズから画像のような大粒まで。大きいいちごを食べるとやはり幸福感を味わえますよね!!
私の場合は、このいちごを口に頬張りながらスイーツを作ることもあります。想像したら贅沢を超えた喜びを感じませんか?(笑)
小粒のみかんとほぼ同サイズ。実際に並べてみると不思議な思いになりますが、丹精込めて作られたのだろうと思える箱詰めに感動します。高級感はもちろんなのですが、まさに箱入り娘状態に、大切な子を嫁がせる感覚があつひろ農園としてあるように思えます。
あつひろ農園とみつのかいちごの素敵な関係
「あつひろ農園」は、農園のお母さまであります「あつこ」さんと、お父さまの「ひろし」さんの名前から付けられた農園です。お二人がいつも仲良くいちごの苗づくりから収穫までの通年の日々を末永く続けられるように。そんな心がある農園だというのが伝わってきます。そしてさらには、「みつのか」いちごは、娘さんの「みつか」さんと「かおり」さんの名前からとったものなのです。とても愛情深い意味があるストーリーが私の心に留まって動きません!
あつひろ農園でしか作られていないみつのかは、本当に希少価値があり、今では東京のデパートの催事などでも最高に運が良ければ出会うことがあります。でもいちごのおいしい季節。おすすめのいちごとしてここに記させていただきます。
普段から生産者さんと直接触れる環境にいると、色々なストーリーを見ることができます。そしてそのストーリーと気持ちは、作られた食材を食べたり触れたり観察すると必ずというほどにそれを感じることができますが、みつのかいちごは、まさにそんなことを皆さんにも感じ取っていただけるようなものではないかと思っております。
※掲載情報は 2017/02/26 時点のものとなります。
- 8
キュレーター情報
スイーツプランナー
山口真理
福岡と東京を拠点とし、カフェや企業などのメニュープランニング多数。全国を訪れて生産者と出会い、食卓をつなぐパイプ役として素材をベストな状態でスイーツに添えるレシピ提案をする。福岡県農商工連6次化産業開発アドバイザー。農家をピックアップした冊子と食材をセットで送る「ふくおか食べる通信」レシピコーナー撮影フードスタイリスト並びにメニュー開発。フードコーディネーターとして撮影スタジオでのフードスタイリングも多数。Yahoo!JAPAN「日本の定番選定委員会スイーツ101」選定人。フェリシモ商品「シリコン型お菓子の会」「ミニシリコン型お菓子の会」プロデュース。フェリシモ出版「毎日のごはんを楽しく作る雑貨のカタログSweetsBook」ポプラ社「スイーツの仕事」出版。文化放送「ピピットサンデーWakuwakuMix」出演。