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舌に感じる心地よい刺激、噛むとプチっと感じる食感。どんな料理も引き立てる魔法の調味料「粒マスタード」。ソーセージやナゲットには絶対ケチャップよりもマスタード!という人は多いですよね。
特につぶつぶを感じる粒マスタードは、普通のマスタードでは得られない食感からハマる人が多いよう。しかし、つぶつぶが入っているならどれも同じ、と考えられがちですが、実は奥が深い粒マスタードの世界。粒の大きさや硬さによっても食感や味は大違いなんです。今回はそんな粒マスタードの中でも押さえておきたい6品をご紹介。肉類に合うのはもちろんのこと、パンやチーズ、果ては白ごはんまで。意外にマッチする食べ方もご紹介します。
1:粒マスタードって作れるの!?人気カフェオーナーが作る手作り粒マスタード
愛媛県伊予市にある「messo Local Sweets & Deli」は、季節の地素材を活かした洋菓子や料理を提供するカフェ。知る人ぞ知る隠れヒット商品が、オーナー・シェフの高石テルミさんの手作り粒マスタードなんです。粒マスタードって作れるの?と思われるかもしれませんが、高石さんが作るマスタードは市販のものよりかなり緩め。伸びがいいためパンにも塗りやすく、サンドイッチにちょっと使うだけで、大人の風味がプラスされるのです。お店で常時販売しているわけではなく、出来上がったらお店のFacebookで告知されます。まろやかな辛さはまさに料理の名脇役。手作りならではの優しさを感じます。
2:大粒のタスマニアン粒マスタードはそのままで十分ワインのお供に!
新宿3丁目にある「Wine & Mustard A」ではオーストラリア産ワインとともにたくさんの種類のマスタードを食べることができます。お店の一番人気メニューは、タスマニアマスタード9種のテイスティングができる『ザ・パレット』。粒マスタードやペーストマスタードなどをシンプルに食べ比べできるので、自分好みのマスタードを見つけることができます。一番人気は、「Mountain Pepper」という粒マスタード。アップルビネガーとスパイスが入っていて、粒マスタードならではのプチプチとした食感と、まろやかな味わい、酸味と甘みのバランスがよい一品です。粒が大きくそのままでも十分ワインのあてになります。
3:パリ発ブランドが魅せる、タイム&ガーリックフレーバーの粒マスタード。
粒感よりも、マスタード自体にフレーバーがほしいという方におすすめなのが、「ミレユンヌ・ユイル」の「タイム&ガーリックマスタード」。パリ発のこちらのブランド。日本では、はちみつがよく知られていますが、調味料もなかなかのもの。尖ったところがなくマイルドなのに、しっかりと辛みは効いているマスタード。辛すぎず酸っぱすぎず、タイムとガーリックもあくまで控えめ。でも、しっかりマスタードとしての存在感を残している絶妙なお味が決めてです。お肉料理は言わずもがな、野菜やパンン、チーズにも、ひとさじ添えるだけでごちそうに早変わり。ワンランク上のマスタードを狙うならぜひ試してみてください。
4:湯布院の温泉宿がなぜマスタードを?答えは食べてみるとわかる!
湯布院の有名温泉宿「山荘 無量塔(むらた)」。こちらの宿で実際お出しされるお料理に使われているのが、宿プロデュースの「ゆず胡椒風味の粒マスタード」です。素材の味をこわさないように繊細に調合された特別な一品。マスタードのプチプチした食感と風味、ハチミツの甘味と、唐辛子の辛さ、それに柚子のさわやかさが加わった粒マスタードは、複雑ながらもお互いがお互いの良さを伸ばすような見事な調和を見せています。マスタードと言えばお肉料理が浮かびますが、このマスタードなら淡泊な白身魚にもぴったりです。無量塔の粒マスタードは、ほかにも「プレーン」と「バジル」があり、全部で3種類。どれも繊細で日本らしさが表れているといえそうです。
5:サラダ用ドレッシングがおすすめ。エゴマを使ったヘルシー粒マスタード
マスタードはおいしく食べるもの。決して健康食品ではないのですが、そんなマスタードの概念を覆すのがこちらの「エゴマスタード」。名前からお察しされるようにシソ科の植物であるエゴマを使用したマスタードです。東北地方はエゴマの主要産地。その中でも農薬や化学肥料を使わない岩手県一関市大東町産のエゴマを使用しています。高級イエローマスタードに、大東町産のエゴマを合わせた辛さひかえめの粒マスタード。エゴマは粒のまま入っているので、エゴマの栄養をまるごと取ることができます。ぜひマスタードを主役にした差ドレッシングとして食べるのがおすすめです。
6:マスタード界の老舗。ブルゴーニュから届いたまっピンクなマスタード
マスタードの老舗と言えば、ワインの産地として名高いブルゴーニュ地方、ボーヌ創業の「ファロ」。ファロのマスタードは厳選した原料を使い、現在も機械ではなく伝統的な石臼挽き製法を使用しています。鋼鉄製よりも摩擦熱が低い石臼で作ることでと、マスタードシードの繊細な香りが保たれるからです。丁寧に作られたファロの高品質なマスタードは、世界の三ツ星レストランのシェフに愛用されています。2010年には、ヨーロッパにおいて確かな品質の証であるIGP(地理的表示保護)の認定を受けたファロのマスタード。鮮やかなピンク色が目をひくこちらはカシスフレーバー。美しい色を活かして、白身魚のカルパッチョやモッツァレラチーズのカプレーゼなどにおすすめです。
※掲載情報は 2017/02/05 時点のものとなります。
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