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塩も砂糖も使わない、原材料は「宮城県産もち米」だけ
宮城県内のどのお土産屋さんでも必ずと言っていいほど姿を見かける「みやぎのあられ」。
その人気の秘訣はあられの為にもち米を育て、副材料も吟味し、時間をかけて天日干しするなど手作業で丁寧に作られているところです。
味のバリエーションも様々で、塩味から甘いものまでどれも外さず美味しいものばかり。私のお気に入りの一つ「ほやあられ」は本物のホヤをパウダー化してまぶしてあるのです!ホヤ好きビール好きの方には強力にオススメしたい一品です。
しかしそれ以上におすすめしたい一品があります。
それが「素焼みやこがね」。
みやこがねとは宮城県で育てられているもち米の品種名です。そのみやこがねのみを使い、なんと塩も砂糖も何の味付けもしていない、文字通り素焼きしたそのままのあられなのです。
カリカリっと噛むとパッケージ通りほんのり香ばしく、土鍋ごはんの底にできたおこげごはんを思い出します。市販品はしょっぱいものが多いので塩味が無いというのは一瞬ビックリですが、噛めば噛むほどお米の甘みが口の中に広がってなんだかホッとするのです。
このままただ食べるのも美味しいけれど、私はオーブントースターでちょっと温めて食べるのがお気に入り。また、手で砕いてお味噌汁に入れるなんてことも、お米そのものだからこそ楽しめるわけです。口の中でじっくりと、味わってみてください。
※掲載情報は 2017/02/01 時点のものとなります。
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キュレーター情報
フードクリエイター
佐藤千夏
結婚後子育てをしながら各種料理コンテストに出品し、入賞経験多数、全国優勝も経験。2002年自宅料理教室「紫山のごはん会」を立ち上げ、参加者6人でスタートした教室は口コミのみで2年後に月100人が来る人気教室に。家族の健康を一番に考えた体に優しい食材を使ってシンプルなレシピを目当てに、現在年4回開催される教室は毎回抽選になるほど。彩よく楽しむ工夫を添えての提案には定評がある。料理教室と平行して商品開発、レシピ開発、飲食店メニュー開発、セミナー講師などを手がける他、2016年より台湾、2017年は香港でも料理教室を開催。東北の食を海外に広めるべく飛び回る毎日。