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紹介している商品
樽詰めわさび漬けで一躍有名になった『田丸屋本店』
よくお寿司やお蕎麦などでついてくる“わさび(山葵)”は、アブラナ科ワサビ属の植物で、古くから日本の料理で親しまれています。奈良時代と思われる木簡にも記述があるそうで、最初は薬用として、江戸時代になると現在のような添え物というか味付けなどに使用されていったとか。生産量は長野県がトップで、2位が静岡県、3位が岩手県(平成26年のデータ)。水耕栽培の水わさびと畑で作られる畑わさびがありますが、ほとんどが水わさび。なので、清流というか水が綺麗な地域で特に美味しいものができると言われています。そんなわさびですが、静岡に行くと様々な店舗で、わさび漬けが売られています。中でも人気なのが『田丸屋本店』。望月虎吉が明治8年に創業して、当時は他店と同じく量り売りのわさび漬けを販売していましたが、列車に乗る旅行者に販売することを思い立ち、「樽詰めわさび漬け」を考案して全国的に有名になったそう。
オリーブオイル専門店とのコラボで新境地も開拓
それも定番の良さがあって僕も大好きですが、今回ご紹介させて頂くのは、「わさびとしらすの食べるオリーブオイルUMAMI OIL」です。静岡市にコンセプトショップを持つオリーブオイル専門店「CREA TABLE」とのコラボレーション商品。 静岡県産わさびと、しらす。そして高品質のエキストラバージンオリーブオイルを使用した、具だくさんの食べるオリーブオイル。「食べるラー油」のわさび版みたいな感じで、わさびは脇役なのですが、マイルドなコクのオイルの味わいの後に、お!と思わせるわさびの堂々たる大型脇役的な味がGOOD。そこに時々、顔を覗かせるしらすも的確にサポート。そんなチームプレーを感じるわさび商品です!
※掲載情報は 2017/01/26 時点のものとなります。
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キュレーター情報
フードジャーナリスト
はんつ遠藤
東京在住。早稲田大学教育学部卒業。海外旅行雑誌のライターを経て、テレビや雑誌、書籍などでの飲食店紹介や、飲食店プロデュースなどを行うフードジャーナリストに。ライターとして執筆、カメラマンとして撮影の両方をひとりでこなし、取材軒数は8000軒を超える。全国のご当地グルメの知識と経験を活かし、ナムコのフードテーマパーク事業にも協力し、現在、東京・大手町のご当地やきとりテイスティングパーク「全や連総本店 東京」の名誉館長も務める。『日経トレンディ』にてトレンドリーダーにも選出。「週刊大衆」「JAL(Web)」などに連載中。また近年は料理研究家としてTVラジオ雑誌などで創作レシピを紹介している。著書は『はんつ遠藤のうどんマップ東京・神奈川・埼玉・千葉』(幹書房)、『おうちラーメンかんたんレシピ30』『おうち丼ぶりかんたんレシピ30』『全国ご当地やきとり紀行』など25冊。