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ワインも日本酒も!恵比寿の隠れ家的な蕎麦店で楽しむ蕎麦前のあらたな流儀
恵比寿駅からほど近い通りを一本入った、静かな路地に佇む一軒の蕎麦店「箸庵」。昨年夏にオープンし、その日のうちに石臼で挽いた蕎麦をその日に打って出すというこだわりの蕎麦を出しています。
1月12日、新たな年を迎え、蕎麦屋で昔から親しまれてきた蕎麦を食べる前に酒と肴を楽しむ「蕎麦前(そばまえ)」の文化をもっと多くの方に伝えたいと、蕎麦前におススメのワインや日本酒を取り揃えたイベントが開かれました。
蕎麦前といえば、蒲鉾にわさびを添えた「板わさ」や「出汁巻きたまご」、味噌に蕎麦の実を入れて焼き目を付けた「蕎麦味噌」など、軽いつまみに日本酒というのが定番でした。
そんな蕎麦前の可能性をもっと広げていくことで、様々な人にこの文化を楽しんでいただけるのではないかと、箸庵では、専属のソムリエがセレクトした本格的なワインも用意し、日本酒だけではない蕎麦とお酒のマリアージュを提案しています。
例えば、女性ひとりでも、気軽に入ってその日の気分にあったワインや日本酒を楽しめるそんなわがままも叶えてくれる新しい蕎麦前を楽しむことができます。
店内だけでなく、緑を感じながら蕎麦を楽しめるテラス席も。モダンで上品なインテリアは女性もゆったりくつろげる雰囲気を醸しだしています。蕎麦前に合わせて、好きなお酒を楽しめます。
イベントで用意されたのは、乾杯のスパークリングワインとも合う蕎麦前 肴6点盛り。定番の板わさの他、蟹爪の西京漬けやいちご白和え、ポテトサラダ、クリームチーズなど。ワインにも日本酒にも合う箸庵オリジナルのメニュー。
コート・デュ・ジュラ シャルドネ&サヴァニャン(ドメーヌ・ジュリアン・ラベ/ジュラ)
こちらのワインは酸化熟成というあえて酸素に触れさせることで得られるスパイシーな香りが特徴。複雑な香辛料が醸し出すカレーの風味にも似ていて、マヨネーズを使ったポテトサラダにも相性が良い白ワインです。
蕎麦前定番と言えば、蕎麦屋の出汁巻きたまご。ふわふわとろとろのあつあつが美味しい!出汁のきいたたまご焼きは、ぬる燗とあわせると口の中に香りが広がり、旨味も増すよう。この日は広島から届いた賀茂泉 純米吟醸「朱泉本仕込」(賀茂泉酒造/広島県)が用意されていました。
焼き物は山形から届けられる箸庵名物「蔵王鴨の鴨焼き」。フレッシュな状態のまま仕入れ、調理しているこだわりの鴨。弾力のある肉質で噛むほどに旨味を感じさせます。この季節、甘味たっぷりの焼き葱と一緒に。
ヴァンナチュール(自然派ワイン)のトワボンノム(ヴァンサン・トリコ/オーヴェルニュ)
鴨に合わせたのは、フランスの中南部、四方を山に囲まれた地域で育ったブドウを使った赤ワイン、飲み口は軽めでも、後から追ってくるふくよかな旨味が印象的で、しっかりとした鴨に負けない存在感あふれる味わいです。
蕎麦をもっと美味しく頂くための「蕎麦前」。江戸時代から受け継いできた粋な大人たちの文化が、その可能性を広げ、バリエーション豊かにさらに魅力を増しています。
蕎麦前定番の肴と季節ごとの美味しい食材を様々なお酒と楽しみながら、最後にきりっと頂く「蕎麦」は格別です。是非、皆さんもそんな「蕎麦前」を楽しんでみてはいかがでしょうか?
※掲載情報は 2017/01/23 時点のものとなります。
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