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岩手を代表する1軒家パンやさん
岩手県というと盛岡の冷麺やわんこそばなど麺料理が人気ですが、実は様々な料理が美味しい県でもあります。パンも人気で、県内に約200軒。全国的に有名な店舗もあり、美味しい激戦が繰り広げられています。中でも人気なのが『ミッシェル』。創業は1971年(昭和46年)。花巻の本店のほか、盛岡に『石窯パン工房 ミッシェル大通店』なども。パンは120~130種類で、朝5時頃から焼いているそう。焼きたてにこだわっていて、店内には石窯も設置されています。県内産・花巻産の素材や原料を多く使用して、顔の見える商品をこころがけているそう。
店内には、フランスパンや天然酵母を用いたパン、岩手では珍しいハード系など、いろいろあって、目移りします。具体的には、もち性小麦「もち姫」(東北農業研究センターが世界で初めて開発した「もち性小麦」で、独特のもっちりとした食感が特徴)。県産小麦「ゆきちから」(歯切れのよさが特徴の県内産小麦)。自家製の天然酵母(ミッシェルのパンの味と食感を特徴付ける、自家製の天然酵母)。地元産食材(岩手の農産物、地元企業の作る県産素材を使った食材)を数多く使用。
美味しさはもちろん栄養バランスも考慮
なにせ100種類以上あるわけですから、おすすめもたくさんありますが、今回は「丸太サンドのローストポーク」をご紹介しましょう。丸太をかたどったパンの間に、特注のローストポークとレタスなどの野菜が挟まれたサンドイッチで、美味しさと栄養バランスが考慮された一品。ほかにも中身も自家製で手作りの「牛肉たっぷりカレーパン」や、半熟たまごを作って載せてマヨネーズなどをかけて焼き上げた「半熟たまごのハムエッグ」なども評判です。
※掲載情報は 2017/01/23 時点のものとなります。
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キュレーター情報
フードジャーナリスト
はんつ遠藤
東京在住。早稲田大学教育学部卒業。海外旅行雑誌のライターを経て、テレビや雑誌、書籍などでの飲食店紹介や、飲食店プロデュースなどを行うフードジャーナリストに。ライターとして執筆、カメラマンとして撮影の両方をひとりでこなし、取材軒数は8000軒を超える。全国のご当地グルメの知識と経験を活かし、ナムコのフードテーマパーク事業にも協力し、現在、東京・大手町のご当地やきとりテイスティングパーク「全や連総本店 東京」の名誉館長も務める。『日経トレンディ』にてトレンドリーダーにも選出。「週刊大衆」「JAL(Web)」などに連載中。また近年は料理研究家としてTVラジオ雑誌などで創作レシピを紹介している。著書は『はんつ遠藤のうどんマップ東京・神奈川・埼玉・千葉』(幹書房)、『おうちラーメンかんたんレシピ30』『おうち丼ぶりかんたんレシピ30』『全国ご当地やきとり紀行』など25冊。