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ドイツ中西部、ヘッセン州の大都市フランクフルトは、歴史的な建造物と近代の高層ビルが調和する美しい街です。ドイツ国内でも最も人気がある観光地となっており、フランクフルトの象徴ともいえるレーマ広場を中心に、大聖堂やゲーテの生家など観光スポットが多く存在します。歴史的には、8世紀ごろに東フランク帝国の首都として発展しました。1562年以降、皇帝の戴冠はフランクフルトで開催されるようになりました。
その名残ともいえる伝統菓子がフランクフルトにはあります。「フランクフルタークランツ」という名前で純白のバタークリームで塗られ、上部はクロカント(クルミ入りのカラメルグラニュー糖で煎るナッツのトッピング)で覆われています。その上に、チェリーなどでデコレーションされていて、まるで冠のような形をしたお菓子です。クリスマスやイースターなどの特別な日に食べられる事が多く、ベルリンの壁崩壊20周年記念では、20キロ(約2,000人分)が作られました。「フランクフルタークランツ」は、ドイツを代表する伝統菓子ともいえます。
見た目も華やかな「フランクフルタークランツ」は、見ている人の気持ちを明るくしてくれます。ティーパーティーにもぴったりなお菓子で、もって行けば話題になる事間違いなしです!
今回は、フランクフルト出身のドイツ連邦共和国大使館 広報文化担当公使付アシスタントのノイマン未来さんにお話をお伺いしました。
※掲載情報は 2017/03/14 時点のものとなります。
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キュレーター情報
ドイツ連邦共和国大使館
駐日ドイツ連邦共和国大使館は、日本におけるドイツ政府を代表する機関です。ヨーロッパの中心に位置しているドイツと日本は、去る2011年、外交関係を樹立してから150周年という節目を迎えました。そして、今後も互いに両国が協力し合いながら、現在の友好関係を保ち、またより深めながら手を取り合って未来へ向かっていこうという思いをこめ、「ドイツと日本-ともに未来へ」というモットーの下、日本の皆さんにより深く、広く、ドイツを知ってもらうべく、様々な形で活動を行っています。こちらのサイトでは、ドイツの伝統や郷土・食文化についてお伝えします。