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おやつに食べた味付けがんも、富士市だけだった
精進料理のお肉の代用品として作られた「がんもどき」は、和食の煮物に使われる食材ですが、私の出身地、富士市ではそれとは別に甘いがんもどき“味付けがんも”があります。
お豆腐屋さんだけでなく、スーパーにもごく当たり前に売られている家庭の定番食材の1つでした。まるでお菓子のようにそのままおやつ代わりに、かるく炙ってお惣菜として食卓にのぼっていました。富士市近郊の市町村では当たり前に買えた「味付けがんも」、東京に転居してから一度も見かけない!ここでやっと「富士市だけに伝わる」ソールフードだったと知る事になります。
「甘いがんも?」と奇妙に思われますが、子供のころから慣れ親しんだ味は、甘くて懐かしい。全国で販売されない事がむしろ不思議です。甘くないがんもどきと比べてきつね色なのはお砂糖のこげ色。軽く炙ると表面が少しだけパリっとして揚げたてのような美味しさです。
がんもどきの別名を「飛竜頭」と呼ぶことがありますが、語源はポルトガルのお菓子から。甘いがんもどき「スイーツがんも」はむしろ語源に忠実なのです。
お豆腐屋さんが作ったサンドイッチ
100年以上も前から行事のお席やおせち料理に用いられ、地域の人々に愛されてきた「味付けがんも」が「スイーツがんも」に、さらには、そのスイーツがんもを食パンにはさんだ「がんもいっち」。
富士市のお豆腐屋さんが新感覚のサンドイッチを作りました。
富士山の伏流水が流れ出る富士地区で丁寧に作られた「がんもいっち」……とってもボリューミーなのにヘルシー!!
カツサンドや玉子焼きサンドのライバルになりそうな予感。
※掲載情報は 2016/12/29 時点のものとなります。
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キュレーター情報
ブランディングコンサル/ボディメイクコンサル
村山里美
株式会社マインネット.代表取締役/2017ミスユニバースジャパン栃木大会BC、2017ミスアースジャパン日本大会・東京大会BTボディメイク担当/2013年ミセス日本グランプリ50代ファイナリスト/
2005年より50代以上の女性に特化したWebサイト制作・ブランディングコンサルタントとして活動。
20年以上続けている独自の「ボディメイクメゾット」でパーソナル指導、セミナーを主催。
ボディメイクコンサルとして2017ミス・ユニバース・ジャパン栃木大会ビューティキャンプ、2017ミス・アース・ジャパン日本大会・東京大会ビューティートレーニングの講師として食と美ボディの指導も務める。
また、2017年より日本の農業と真摯に向き合う企業の執行役員に就任。