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美味しさの秘密はフランス・ノルマンディー産のA.O.P.発酵バターと、パティシエのシュークリーム愛
店名の「ブール」とはフランス語の「beurre」、バターという名のシュークリーム専門店だ。オーナーシェフの白木秀俊氏は、しこつ湖鶴雅リゾートスパ 水の謌「パティシエ ラボ」でシェフパティシエを務められ、「たるまえ山シュー」など数々の名作スイーツを生みだされてきたお方。そんな白木シェフが奥様の地元の地で、誰もが大好きな「シュークリーム」の専門店をつくるにあたり、理想を追い求めて使用しているのが、フランスはイズニー社のA.O.P.発酵バターだ。酪農王国北海道という立地にありながら、あえてA.O.P.発酵バターにこだわり、「BEURRE」と名付けたあたりに、シュークリームづくりにかける情熱が感じられる。
パティスリーの冷蔵ショーケースといえば、彩り鮮やかにケーキが並ぶのが定番だが、ご覧の通りに、いろいろな表情のシュークリームが並ぶ。ただクリームが違うだけではない。クリームの種類ごとにまた生地も表情を変え、ものすごく手間暇とコストをかけたシュークリームづくりをしている。それなのに価格は200円～300円が中心。訪れたら沢山のシュークリームを求めずにはいられない（笑）。文字に限りもあるので、中でも俺が気にいったものをいくつか紹介しよう。まずは手前から……。
定番シューに当たる「アマンド」。カリカリのアーモンドダイスが香ばしく、オレンジリキュールが香るカスタードクリーム。外せないおいしさ！！
「ショコラ」はフランス・バローナ社のクーベルチュール・チョコレートを使った、クロッカンシュー。ザクザクした食感とカカオを感じる大人のショコラシューだ。
「ノアカフェ」は香ばしクルミとコーヒーのマリアージュがたまらない！
「ごま」は、ごまカスタードクリームに、ごまをトッピングしたシュー生地で、どこを食べてもごまを楽しめる！
「デニッシュ」は北海道産マスカルポーネのクリームにデニッシュ生地という、ちょっと変わったアプロ―チのシュー。
「パティシエ ラボ」時代に生みだされたシュー「しこつ湖」のオマージュ「つぼ」とい名のシューは、ツボ型のシュー生地にカスタードクリームと洋梨の紅茶コンポートを詰めたクレームブリュレシュークリーム。
もちろん、イズニー社のバターで焼き上げた、クッキーやフィナンシェもおすすめ。最寄りの厚別駅へは札幌駅からJRで十数分の距離。札幌に行く機会があったら、是非一度バターの香が漂うお店に足を運んでみてください！
※掲載情報は 2016/12/20 時点のものとなります。
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キュレーター情報
グルメプロデューサー、グルメブロガー
スイーツ番長
強面のルックスとスイーツのギャップ、そのライフスタイル、そして見識の深さ、個性的な文体と美しい写真による独自のスイーツ評が耳目を集め、テレビ、ラジオ、新聞雑誌、WEBコンテンツ、ソーシャルメディアなどでも活躍するほか、スイーツ&グルメなどのプロデュース、催事、イベント等も精力的に展開する傍ら、テレビコマーシャルなどにも出演。世界最大級の女子会と呼ばれる日本女子博覧会グルメ&スイーツプロデューサーに就任し博覧会イベントなどを積極的に展開している。
著書に「男のパフェ」(日本出版社)、「スイーツ番長の至高の10大スイーツ」(東京書籍)、「手みやげスイーツ100選」(東京地図出版)。TSUTAYA.com eBOOKs「ガチで美味しいパンケーキBest34 首都圏版」では自ら電子書籍の編集人も負う。
フードキュレーター協会代表、2014年にグルメブログのインフルエンサーユニット「たべあるキング」を旗揚げし主宰を務める。
