世界中で注目されつづける日本食。お寿司やすき焼き、ラーメン、餃子などはひとつの食のジャンルとして確立されています。いまや大人気の日本食ですが、海外で認識されている日本食と、日本人が実際に食するものとでは、ギャップがまだまだ多いのが現実。正直、え？なにこれ、と思うものもありますよね。私たちが昔から食べ続けている定番の味の本当の美味しさ、奥深さを外国人の方にもっと知ってほしいと思う方も多いはず。そんなときに自信をもっておすすめできるワンランク上の日本食や食材5選をまとめてみました。

日本人のソウルフード、味噌汁。一口に味噌汁といっても地域や家庭によって使う味噌も様々です。こちらの佐野味噌は、昭和9年創業の歴史あるお味噌屋さん。店内には全国から集められたお味噌がなんと60種類！お店には、「噌（ソ）ムリエ」という味噌のスペシャリストの方が専門知識をもって相談に応じてくれ、自分の好みにぴったりの味噌を探してくれます。店頭では調合もしてくれるので、カスタマイズも可能！こだわりのお味噌は、日本食に興味のある外国人へのお土産や、おもてなしによろこばれることでしょう。詰め合わせセットや、計り売りでの購入が可能ですので、色々な種類の味噌を食べ比べていただけます。奥深～い味噌の世界を通じて、日本人の心を少しでも感じていただけるたら嬉しいですね。

日本が誇るスーパーフードの代表選手、納豆。低価格な上に、美容と健康にもよいといわれ、海外への輸出もじわじわと増加しているそうです。日本人にとっては、昔から食べ続けられている食品ですが、あの独特の匂い、そして糸を引く粘り気は、外国人にとってはかなりハードルが高いよう。そんな食わず嫌いの方にこそ、丸真食品の納豆を炊きたての白米とともに試していただきたいです。良質の国産大豆を使用し、昔ながらの製法にこだわり、手をかけ、愛情をそそがれ作られた納豆は、大豆本来の甘みやうま味が存分に引き出されています。一口ほおばれば、その味のよさ、食感のよさに納得していただけると思います。パッケージもおしゃれなので、ギフトにもおすすめです。

すっきりとした箱をあけると、笹の葉につつまれた稲荷寿司が端正に美しく並んでいます。こちらの一口サイズの稲荷寿司は、西麻布の稲荷寿司のみを専門に販売する「呼きつね」で作っているものです。出汁がしみ込んだふっくらジューシーな油揚げと、すし飯の調和のとれた上品な味わい。口の中でじゅわ～っとおいしさが広がります。金ごま、くるみ、季節の食材の3種の具材がアクセントとなり、いくらでも食べてしまいそうな、後を引く美味しさです。カリフォルニアロールや、江戸前のお寿司を食べたことがある外国人の方でも稲荷寿司は未経験の方も多いのではないでしょうか。甘辛の油揚げとすし飯だけというシンプルでしみじみとした優しい味わいに、きっと私たちと同じ「懐かしさ」のようなものを感じていただけるかもしれません。

味噌煮込みうどんといえば、愛知・名古屋を代表する郷土料理。コシのある手打ちうどんに、八丁味噌と出汁をきかせた独特の味わいで、地元のみならず全国にファンの多い料理ですよね。うどんには地域特有の種類や味付け、食べ方がありますが、海外の方に試していただきたいのは、パンチのある食感とうま味の効いた濃いめのスープが特徴の味噌煮込みうどんです。名古屋に数店舗ある「まことや」の味噌煮込みうどんは、国産小麦を真水で打った弾力のあるうどんに八丁味噌の風味が程よくしみこむ、創業以来かわらぬ味を守り続けています。名古屋に行く際はぜひ立ち寄りたいお店ですが、幸運にもこちらの味噌煮込みうどんセットは「まるや」さんのオンラインショップで購入することができます。外国人はラーメンでもとんこつ味が特に人気で、味のはっきりしたものが好まれる傾向にあるようです。きっと味噌煮込みうどんも海外で受け入れられる料理となるではないでしょうか。ぜひお土産に！

日本人にとっては、子供のころから様々なシーンで食してきたファストフードであり、ソウルフードであるおにぎり。うれしいことに、最近海外でも日本のアニメや漫画、旅行者のインスタグラムや動画を通じて、おにぎりの魅力が認められてきているようです。しかしいざ作るとなると、ごはんの炊き加減にはこだわっても海苔は意外と適当に選んではいませんか？海苔の味はおにぎりのクオリティを左右するといっても過言ではありません。こちらの群馬県前橋市の老舗の海苔屋さん「鳥山海苔店」の特選のりは香りもよく、甘みがあり、海苔だけでも美味しくいただけるほど。栄養豊富といわれる東京湾で採取された「江戸前ちばのり」にこだわり、毎日お店の奥で一枚一枚丁寧に焼いています。上質な特選海苔でご飯をくるんだおにぎりを食べれば、きっとああ日本人でよかった、と改めて思えることでしょう。ワンランク上のおにぎりを、海外の人にもぜひ試していただき、あまり馴染みのない海苔の存在感も感じていただきたいですね。