桐の家具で有名な春日部にある「菓匠ちぐさ」の羽子板最中

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春日部が桐の産地だったころの伝統が「羽子板最中」として親しまれています

宿場町として発展した春日部。駅東口からその名残を感じながら歩くと、自然と調和した町並みの中にお店はありました。桐が特産品だったころ桐たんすや桐小箱、羽子板が盛んに作られていました。その伝統は今でも羽子板の産地として毎年行われる「羽子板市」に残っています。その特産品を形として残そうと作ったのが「羽子板最中」です。

桐の家具で有名な春日部にある「菓匠ちぐさ」の羽子板最中

最中の皮は羽子板の形。伝統的な図が型押しされ、とても優雅な模様と形に惹かれます。

 

手に取るとずっしりと重く、手焼きの皮はパリパリで香ばしく、餡は北海道産小豆を使用しているのでとても自然な風味が楽しめます。皮は店内で毎日焼き、餡も店内で煮ていますので完全な手作りです。

 

最中の餡は濾し餡が多いのですが、この羽子板最中の餡は粒あん。小豆の粒が残っているのでとても香りが立ち、また、無添加の厳選された大きな蒸し栗が一粒ずつ入っているので食べごたえも十分あります。新年のご挨拶はもちろんですが、友人を訪問する時は地元の和菓子を持って行くと話題の導入にも困りませんね。地元が誇れること間違いなしです。

 

最中は一つ一つ個包装されていて「藤娘」の絵が目を引きます。

桐の家具で有名な春日部にある「菓匠ちぐさ」の羽子板最中

※掲載情報は 2016/12/17 時点のものとなります。

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キュレーター情報

石野衣絵子

パンシェルジュ

石野衣絵子

パンと菜食料理教室「る・くりま」主宰。各種天然酵母で作るパンとゆるいマクロビをベースにした菜食料理が得意。日々作るパンや料理は、美味しくそして安全であるべきだと考えています。素材選びと素材が持つ力を信じて、引き算で作る工夫がいっぱいのレシピが好評。料理教室やパン教室に通うのが趣味だったのですが、気が付いたら教える立場になっていました。教室運営の傍ら、企業向け講師・区民講座・レシピ開発・調理指導委託業務。リマ・クッキングスクール師範科卒業。みそソムリエ。調理師。

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