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肉にも野菜にもOK!どこの家庭にも必ずあるカラフルでおしゃれな調味料
ブルガリアの食卓に欠かせない万能調味料の「シャレナソル」。ボトルに入ったおしゃれなものから袋入りのお得なものまで、様々な種類があります。
シャレナソルに入っている代表的なものは、
・パセリ
・ディル
・セイボリー(キダチハッカ)
・バジル
・オレガノ
・パプリカ
・ターメリック
・クミン
などのハーブやスパイス、そして塩です。辛味成分は入っていないので、子供から大人まで食べられます。
配合は料理の用途によって、肉料理には「肉だんご用」「ステーキ用」「ソーセージ用」とバリエーション豊かに。また、「魚料理」や「野菜料理」と様々です。
料理のメニューごとに異なる種類のハーブやスパイス、そして、配合もメーカーによって違うので、それぞれの家庭でお気に入りの「シャレナソル」があります。中には庭でハーブを育て、乾燥させ、粉状にしたものに塩を加えてオリジナルの「シャレナソル」を作っている家庭もあります。
シルクロードの歴史が育んだスパイスやハーブの知恵
こちらはブルガリアの伝統的な「ピタ」(ポガチャ)という丸く形作られたパンです。儀式の時などに食べられる特別なパンですが、特にクリスマスイブの食卓に欠かせないパンで、家族の中で一番の年長者がこのパンをちぎり、家族全員に配ります。ちぎられたパン中には1枚コインが入っていて、そのコインに当たった人は1年を幸運に過ごすことができると言われています。
こちら「ピタ」を食べる時にも「シャレナソル」をつけたり、「ハチミツ」をつけたりして食べるという習慣があります。
かつてシルクロードの交易が盛んだった時代に多くのスパイスや香辛料を使った調理方法が伝えられました。
長く厳しい冬を乗り切るため保存食の文化が発達したブルガリアでは、そうした保存食を美味しく食べるための知恵として、シャレナソルのようなスパイスやハーブを使った食の文化が生み出されてきたのです。
食欲を刺激するスパイスやハーブの香り。どんな食材でも美味しくさせる「シャレナソル」は歴史の生み出したまさに万能調味料です。
※掲載情報は 2016/11/26 時点のものとなります。
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キュレーター情報
ブルガリア共和国大使館
ブルガリアはバルカン半島に位置し、北はルーマニア、西にセルビア、マケドニア共和国、南にギリシャ、トルコと隣接し、東には黒海があります。北海道より少し大きい国土で、首都はソフィアです。香水用のバラ栽培が世界最大産地ということでも有名です。ブルガリアの食でみなさんはヨーグルトを連想する人が多いと思いますが、さまざまな民族の食文化の影響、特にトルコ、ギリシャ、ルーマニア料理との共通点が多いです。また、良質なワインの産地としても有名です。