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「神がかっているお菓子」というと本当においしいお菓子と解釈しがちですが、今回は本当の意味で神がかっているお菓子をご紹介します。神社で販売されるお菓子やお坊さんが愛したお菓子などの背景があるものは、本当の意味で神がかっているといえます。そんなお菓子を食べれば運気がアップする事間違いなしです。今回ご紹介する3つのお菓子は、昔から語り継がれる神仏に関わるありがたいお菓子ばかりです。是非、年末年始に味わってみてください!
1:【福岡の神がかり菓子】道真公の思い出のお菓子
天神様として知られる福岡の大宰府天満宮。こちらに名物のありがたい「梅ヶ枝餅」があるのをご存知でしょうか。お餅に餡を挟み、梅の模様の印を押した素朴なお菓子です。大宰府天満宮は菅原道真公の由来する場所。左遷をされて大宰府天満宮に入り軟禁状態だった道真公に、老婆が梅の枝に餅を刺して牢屋の隙間から入れ込んで食べさせたといわれています。その後、道真公がお亡くなりになられても、老婆が梅の枝に餅をさしてお墓にお供えしたとも言われています。参道にはたくさんのお店が並び、梅ヶ枝餅も様々な餡の味や食感があります。是非、道真公が味わったとされる「梅ヶ枝餅」を食べて、運気を高めてはいかがでしょうか。
2:【愛知の神がかり菓子】もちもちの口どけが絶品のお餅
名古屋市熱田区にある『熱田神宮』は、三重県にある『伊勢神宮』と並んで諸人信仰の大神様が祀られております。熱田神宮の参拝帰りに手に入れたい「きよめ餅」は、もち粉と白玉粉で作った羽二重餅で、最初は噛むとギュっとした歯触りで、次第にもちもちと柔らかい口溶けに変化していくそうです。やや甘めではありますが、上品なこし餡を包み込んだ心落ち着く和菓子だそうです。通年を通して販売されているため、熱田神宮にお参りの際は是非、この絶品のお餅を味わってみてください。
3:【京都の神がかり菓子】江戸時代のお坊さんが愛したどらやき
江戸時代末期、京都笹屋伊織の5代目当主笹屋伊兵衛が京都の東寺のお坊さんより、副食になるお菓子を作って欲しいと依頼され作られた、棒状の「どら焼き」。棒状に伸ばしたこしあんに小麦粉を重ね焼いたものですが、バームクーヘンやミルフィーユとは全く違って、モチモチしたクレープを重ねて圧縮したような触感が味わえるそうです。お寺の鐘を鉄板にして焼いたので「どら焼き」という名前で、かたくなに伝統を守りながら数百年も作り続けています。仏旗のようなカラーリングのデザインの包も伝統を感じさせる、重厚感があるお菓子です。
※掲載情報は 2016/11/15 時点のものとなります。
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