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ご存知だとおもいますが、日本酒には一定のランク(区分け)があります。特定名称酒は、「特定名称の清酒」とも呼ばれ、吟醸酒、純米酒、本醸造酒のことをいいます。これらは、清酒の製法品質表示基準において、それぞれ所定の要件(使用原料、精米歩合、こうじ米使用割合、香味等の要件など)に該当するものについて、その名称を商品に表示することができます。また、この特定名称は、原料や製造方法などの違いによって、さらに「吟醸酒」「純米酒」「本醸造酒」「大吟醸酒」「純米吟醸酒」「純米大吟醸酒」「特別純米酒」「特別本醸造酒」の8種類に分類されます。
そのなかでも、「大吟醸酒」は、精米歩合は50%以下と、米を磨きに磨いています。吟醸酒と同様、米、米麹、水、醸造アルコールを使い、吟醸造りをさらに徹底させて醸しています。より一層華やかな香りが立ち、さらりと澄んだ酒質が楽しめる、まさに日本酒の最高峰と言えます。
更に、「純米大吟醸酒」は、精米歩合を50%以下とし、米、米麹、水だけを原料としたお酒。吟醸造りで丁寧に醸されています。醸造アルコールを使った大吟醸酒よりも香りは穏やかで、やさしい米の甘みが感じられます。
今回は、そんな「大吟醸」のなかでも、絶対おすすめの3商品をご紹介いたします。オシャレにワイングラスに注ぎ、香りを楽しみながらいただくのもおすすめですよ。
1:【純米大吟醸 玄会】オールいわて×いわて南部杜氏の結晶の一瓶
岩手で創業100年以上の歴史を持つ「磐乃井酒造」によって、穏やかながらも華やかな香りと味わい、そしてお米の持つ奥深い力強さの引きだされた、「純米大吟醸 玄会(クロエ)」。酒精を引き出すために使用されるものも、いわてオリジナル清酒酵母「ゆうこの想い」、そしていわてオリジナル麹「黎明平泉」を使用し、南部杜氏の技で仕込んだオールいわての米と米麹だけを使った純米大吟醸をぜひご堪能あれ。
2:【超特選 綾錦 大吟醸「登喜一」】他の追随を許さない奇跡の雫
宮崎の「蔵元 綾 杜の酒造」の「超特選 綾錦 大吟醸 登喜一(ときいち)」は、権威ある国税庁・醸造研究所(現在の名称:独立行政法人酒類総合研究所)主催の「全国新酒鑑評会」で9回連続金賞を受賞。また、熊本国税局酒類鑑評会では、27回連続で優等賞を授賞しています。豊かな自然に囲まれた宮崎の綾町にある綾蔵で、酒米「山田錦」を丹念に磨き上げ、日本名水百選に選ばれた綾の湧水で醸した、こだわり抜いた大吟醸酒。華やかで芳醇な香り。口の中に華が開くような深い味わい。それでいてすっきりとした飲み口。喉越しのよさ。忘れられないひとときを演出する至福の逸品です。
3:【信州亀齢 純米大吟醸】第86回関東甲信越国税局酒類鑑評会「最優秀賞」酒
長野にある「岡崎酒造」の「信州亀齢 純米大吟醸」は、日本酒の蔵の中でもかなり古い時代から続く蔵で、昨年開催された伝統ある第86回関東甲信越国税局酒類鑑評会において、首席である「最優秀賞」を受賞した銘酒。越乃寒梅や久保田など並み居る有名銘柄を抜いての首席。小さな酒蔵の大きな受賞はとても珍しいとのこと。ぜひとも、蔵元が造る最高峰「純米大吟醸」を、そのままいただいてみてください。
※掲載情報は 2016/11/08 時点のものとなります。
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