南米トップシェフが作り出す!コロンビアの魅惑のガストロノミー Part1

南米トップシェフが作り出す!コロンビアの魅惑のガストロノミー Part1

記事詳細


日本では味わえないコロンビアの食材の数々

南米トップシェフが作り出す!コロンビアの魅惑のガストロノミー Part1
南米トップシェフが作り出す!コロンビアの魅惑のガストロノミー Part1

2016年10月5日(水)に、コロンビア大使公邸にて「Colombian Gastronomy Week 2016」が開催されました。今回のディナーパーティーでは、ippinキュレーター12名をお招きして、日本ではなかなか味わう事ができない、コロンビアの食材を使ってコロンビアの食に触れて頂くイベントとなりました。

南米トップシェフが作り出す!コロンビアの魅惑のガストロノミー Part1

まずは、大使のガブリエル・ドゥケより本日のゲストへの挨拶をさせて頂くと共に、コロンビアの食文化について少しお話をさせて頂きました。コロンビアでは先住民族とヨーロッパ系、アフリカ系の文化が融合して多種多様な食材と組み合わせされ、独特の料理と味が生まれました。

南米トップシェフが作り出す!コロンビアの魅惑のガストロノミー Part1

今回、このディナーイベントの料理を作るためにコロンビアからレオノール・エスピノサが来日しました。南米ベストレストラン50にも選ばれた2軒のレストラン「LEO」と「MISIA」のオーナーシェフとして活躍しています。郷土料理に基づく最先端料理の研究・創作に長年取り組み、文化遺産の保全に大きく貢献したシェフとしても高い評価を受けています。

南米トップシェフが作り出す!コロンビアの魅惑のガストロノミー Part1

レオノール・エスピノサの娘であり、ソムリエのラウラ・エルナンデス・エスピノサ。母の料理を最も理解する彼女が、今回の料理にピッタリのワインをセレクトします。国内外で高い評価を受けているこの二人は、先祖伝来の調理法やローカルフードの探求を通じて伝統的な味を守り、生産地域の発展にも尽くしてきました。


ついにディナータイムのはじまりです!

チョンタドゥーロのクリームスープ

南米トップシェフが作り出す!コロンビアの魅惑のガストロノミー Part1

最初のメニューは、チョンタドゥーロのクリームスープです。チョンタドゥーロとは、ヤシ科の植物で黄、赤、オレンジの実をつけます。媚薬作用があるとされていて、先コロンビア期から多くの先住民族にとって重要な食材の一部となっています。今回は、このチョンタドゥーロをクリーム状になるまでミキサーにかけ、バターを泡立て器に盛られたメニューが提供されました。唐辛子が入っているのでピリッとした辛さが食欲をそそります。

小エビ、カカイオイル漬けコキンド、発芽野菜

南米トップシェフが作り出す!コロンビアの魅惑のガストロノミー Part1

2品目で提供されたのは、カカイオイル漬けのコキンドです。カカイ、コキンドは日本ではあまりなじみのない食材ですが、白いなっつの身をつける天然木でアンデス東支脈のふもとやアマゾン川流域、マグダレナ川流域に生息しているナッツの木を「カカイ」と呼びます。また、「コキンド」は薬用植物として先住民に鎮静剤として重宝されました。コキンドの種をカカイオイルに浸し、真空パックに入れて8時間、55度で湯せんにかけたものに、小エビと海水塩、発芽野菜を加えた料理です。味は、とてもさっぱりしていて、ナッツの風味がほどよいアクセントになっています。

白身魚、ティトテ・ライス、ツブ貝のバナナ葉包み

南米トップシェフが作り出す!コロンビアの魅惑のガストロノミー Part1

コロンビアでは、葉っぱに料理を包むのが伝統的な料理手法です。コロンビアには、163種類の葉っぱがあり、料理によって使う葉っぱを変えます。今回は、アフリカ系先住民の料理でよく使用されていた白身魚、ツブ貝をティトテ・ライスというココナッツライスと合わせた料理を用意しました。ココナッツを使うので、少しタイ料理にも近い味わいもあり、魚と貝の塩気やニンニクの風味ととてもよくマッチします。

まだまだ続くコロンビア料理のフルコース

南米トップシェフが作り出す!コロンビアの魅惑のガストロノミー Part1

ディナーパーティーはこの後もメイン料理からデザートまで、まだまだ続きますが、続きの料理は次回、南米トップシェフが作り出す!コロンビアの魅惑のガストロノミー Part2でお伝えします。日本では、なかなか味わえないコロンビア食材を使った驚きの料理も用意しましたのでお楽しみに!

南米トップシェフが作り出す!コロンビアの魅惑のガストロノミー Part1
南米トップシェフが作り出す!コロンビアの魅惑のガストロノミー Part1

今回パーティーにお越しくださいました、ippinのキュレーターの皆さんの中には、コロンビア料理を味わうのが初めてという方も多くいらっしゃいました。実際にコロンビア食材の味を最大限に生かした、シェフのレオノール・エスピノサさんの料理を味わう事で、コロンビアという国や文化をより身近に感じてもらう事ができるイベントとなりました。皆さんの中には、是非コロンビアに行ってみたいとおっしゃってくださる方も多くいらっしゃいました。今回のColombian Gastronomy Weekは大成功でした!

南米トップシェフが作り出す!コロンビアの魅惑のガストロノミー Part1

※掲載情報は 2016/11/05 時点のものとなります。

  • 6
ブックマーク
-
ブックマーク
-
この記事が気に入ったらチェック!
南米トップシェフが作り出す!コロンビアの魅惑のガストロノミー Part1
ippin情報をお届けします!
Twitterをフォローする
Instagramをフォローする
Instagram
Instagram

キュレーター情報

コロンビア共和国大使館

コロンビア共和国大使館

アメリカ大陸発見者コロンブスが国名の由来であるコロンビアは、カリブ海と太平洋に面した南米の北西に位置し、南米大陸の玄関とも呼ばれています。カリブ海の美しいビーチ、雪に覆われた山々、多様な生物が生息する熱帯雨林のジャングル、砂漠地帯などコントラストに富んだ豊かな自然に恵まれています。アンデス山脈では、香り豊かでマイルドなコーヒーを生み出され、また花の生産も盛んに行われています。コロンビアは「花の国」でもあり、世界第2位の生花輸出国で、日本へは多くのカーネーション、バラ他が輸出されています。高品質の輝かしいエメラルドも代表的な産物です。自然と同じく、豊かな文化も魅力のひとつで、先住民、スペイン人、アフリカ人、3つの人種の文化が融合されており、これは食文化にも影響を与えています。多様で豊かな文化は人々の誇りです。様々な地形、神秘と冒険にあふれる歴史、人々、文化は、何世紀もの時代を超えて世界から愛されてきました。こちらのサイトでは、コロンビアコーヒー文化やクリスマスィーツについてお伝えします。

次へ

前へ