記事詳細
紹介している商品
簡単にさっぱりとお肉を食べたい時に！
土佐、高知県。美味しいものはたくさんありますが私がすぐに思いつくのは「ゆず」です。
今回はそのゆずの果汁のとっても正直な濃い無添加果汁をご紹介します。私は自宅ではポン酢も高知のゆずタイプのものをずっと使っています。そう、レモンよりもゆずが好きなんですね、レモンって酸味がきつすぎるしシャープすぎる気がしていて、その点ゆずにはニクイくらいグッとくる「苦味」があって旨みとよく調和するし何というかこう……奥がある仕上がりになると思うのです。大人っぽい味に仕上がるというか。
この「れいほく森のゆず酢」は発酵したお酢ではありません。無添加の果汁のことなんですね。
ゆずって年間通していつでも売っているというものではないし、生を買っても使い切れなかったりします。でも同じような果汁になったものってなんだか添加物っぽい味がしたり、そしてさらに使い切れなかったりしていました。では、どうしたら使いきれるのか。美味しければいいんですよ！あっという間ですよ〜美味しいものは！
さて、そこで私のおすすめレシピです。このゆずビネガーにお塩を溶かしておいて、香りのいい、（できればちょっとお値段も良い感じの）ごま油を垂らします。それだけ。お肉は味をつけずにただただ焼くのみ。
これを焼肉のたれ代わりにするのですが、写真は「レモンといえばタン塩！」というキャッチーなタンにしてみました。焼くたびに一切れずつ浸けるのが普通ですが、私はこんな風に上からかけて浸してしまいます。これは、もう絶対にレモンよりゆずがいいです。苦みがいいんです、食べてみれば分かります。塩の量は一度食べてみれば適量がつかめると思いますので、まずはやってみてください。この食べ方、肉に下味が要らないので本当に簡単！そして食が進みます。さらにプラスするとしたら七味唐辛子もいいですし、柚子胡椒で「ダブルゆず！」もいいですね〜。
もともと私は、お肉はクドくないさっぱりした食べ方が好きなんですね。焼肉のたれのみの方、ぜひトライしてください。
※掲載情報は 2016/09/26 時点のものとなります。
- 10
キュレーター情報
インドスパイス料理研究家
香取薫
有限会社 食スタイルスタジオ 代表取締役
キッチンスタジオ ペイズリー 主宰。
1985年、ボランティアで訪れたインドでスパイス料理に魅せられ、本格的に研究を始める。さまざまな地方で本場の家庭料理を習う。料理教室は1992年創業、数多くのインド料理店主、講師を輩出。教室にはスリランカ料理とアーユルヴェーダ料理コースも併設。ポリシーは日本の気候や日本人の味覚に合う健康的なスパイス使い。
著書に『5つのスパイスで作れるはじめてのインド家庭料理』（講談社）、『家庭で作れるスリランカのカレーとスパイス料理』（河出書房新社）、『アーユルヴェーダ食事法 理論とレシピ──食事で変わる心と体』（佐藤真紀子共著、径書房）、『『ひとりカレー かんたんレシピ45』（幹書房）、『家庭で作る本格インド料理』（マーブルトロン）、『アーユルヴェーダ・カフェ』（著・上馬塲和夫、料理・香取薫／地球丸）、『うまい、カレー。』（ナツメ社）、『チャラカの食卓 二千年前のインド料理』（伊藤武共著、出帆新社）などがある。
日本アーユルヴェーダ学会 評議員
日本香辛料研究会 会員
