スペインの焼き菓子なら絶対ここ!スペイン業界通たちが愛してやまない宝箱

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スペインの焼き菓子なら絶対ここ!スペイン業界通たちが愛してやまない『お菓子工房 ドゥルセ・ミーナ』から、スペイン北部の伝統菓子を集めた「スペイン北部の菓子巡り」セットが登場しました。

 

今回も可愛らしい赤いボックスにめいっぱい詰め込まれ、まるで宝箱のよう。人気の定番菓子「ポルボロン」「ロスコ・デ・ヴィノ」も入っていました。こちらについては以前の記事をあわせてご覧ください。(http://r.gnavi.co.jp/ippin/article-3634/

スペインの焼き菓子なら絶対ここ!スペイン業界通たちが愛してやまない宝箱

酪農も盛んなスペイン北部はバターリッチな物が多いそうで、袋をあけたそばから芳醇な香りがふわり。焼きっぱなしの飾らない見た目も堂々たる風格、「旨い物は飾る必要なし」という自信すら感じさせます。

 

まずはカンタブリア地方の「ソバオ(写真左上)」。きめ細かでしっとりとして食感はちょっとカステラに似ていますが、明らかに違うのは豊かなバターの風味と上品な甘み。私の場合、カステラは断然お茶か牛乳!ですが、このソバオはCAVA(スパークリングワイン)でシュワシュワッといきたくなります。

 

続いてアストゥリアス地方の「カサディエーレス(写真右上)」。パイで包まれているのはなんとクルミ餡!こちらも甘さはごくごく控えめで、香ばしさと独特の風味、クルミの食感が絶妙です。パイはお隣ガルシア地方のザクザクとした「エンパナーダ」と違い、サクッと軽い食感。バターの旨みがジュワッと広がります。

 

そして、スペインとフランスの2つの国にまたがるバスク地方から、「パステル・バスコ(写真手前)」。フランスではガトーバスクと呼ばれています。サクサクとしたクッキーのようなバスク生地の中に、甘酸っぱいチェリージャム。素朴の見た目に反するリッチな味わいです。

スペインの焼き菓子なら絶対ここ!スペイン業界通たちが愛してやまない宝箱

最後に私の一番のお気に入り、アストゥリアス地方の「マラニュエレス」。北欧の民バイキングから伝わったらしく、もともとは復活祭のお菓子だったそうです。何と言ってもこの素朴さ!見た目の印象を裏切らない、ほっこり優しい味わいに、ほのかな焦がしバターとレモンの香り。疲れた時に一口かじるだけで、心がホッと和みます。

 

素朴さとバターリッチ、日本の秋冬に似合いそうな焼き菓子たち。午後のおやつはもちろん、ワインのお供にも活躍してくれそうです。

※掲載情報は 2016/09/20 時点のものとなります。

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キュレーター情報

加瀬まなみ

スペイン料理研究家

加瀬まなみ

埼玉県熊谷市出身、料理研究家。得意分野はスペイン料理の簡単手軽なアレンジレシピと、ワインにあわせたマリアージュ提案。
TV・イベント出演、撮影監修、レシピ開発、商品コンサルの他、オールアバウト『スペイングルメ』ガイド、家ワインコラム『すっぴんワイン』など執筆活動も行う。
著書『フライパンひとつで作る絶品パエリア』、『5分でできた!』シリーズ全7冊、『2ステップレシピ』ほか。

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