フィナンシェ、パイ、クッキーやクロワッサンなどなど……、焼きたてはもちろん、口に含んだ瞬間にバターの香りでいっぱいになると、あまりの美味しさに笑顔になってしまいませんか？

バターの濃厚な香り、触った手がしっかりとバターを感じる感覚もまた、バター好きにはたまりません。焼きたての時の鼻腔を刺激する香りとは違い、いったん落ち着いた芳醇なバターの香りも何ともいえないですよね。

バターが多いと反射的に脂肪分や塩分が気になる方もいらっしゃると思いますが、バターにはそれを凌駕する高級感と幸福感があります。

今回はそんなバターの香りが楽しめる商品をご紹介します。

スイーツコンシェルジュ　アドバンスの佐藤ひと美さんに紹介してもらったのが、2011年に情報誌「フィガロスコープ」でNo.1にも選ばれたことがある『HUGO & VICTOR』の「フィナンシェ」です。こちらのフィナンシェの特徴は、異なる3つの食感と甘さ控えめなところ。ナチュール、ショコラ、ルイボスの3種類を入れた袋タイプ(3個入り)「Sachet Financiers(サシェ・フィナンシェ)」とギフトボックスタイプ(各数個入り)「Coffret Financiers(コフレ・フィナンシェ)」の2タイプがあるので、手土産やギフトでも選びやすいのも魅力。

フランス菓子・料理研究家の大森由紀子さんにご紹介いただいたのは、「アトリエうかい」のマドレーヌ。バター風味が特徴的な焼菓子として日本でもおなじみになっているフランス菓子マドレーヌ。「アトリエうかい」の鈴木シェフがパリのパティスリーで出会った大きくて美味しいマドレーヌに感動し、型を特注してこのマドレーヌを作るようになったとのこと。大きなマドレーヌを頬張れば、良質なバターの香りもたっぷり堪能できます。

バター好きの方は必見！なんと50％もバターを使用したクロワッサンがあるんです！それが管理栄養士/料理研究家の鈴木あすなさんにご紹介頂いた「エシレ・メゾン デュ ブール」の【クロワッサン・エシレ 50％ブール】。しかも使われているバターはその名の通り高級エシレバターです。かつてこんなにもバターがじゅわじゅわ口に広がるクロワッサンがあったでしょうか？大人気で午前中には売り切れてしまうので、ご注意を！

ご当地グルメ研究家の椿さんにご紹介いだいたのは、ここ数年テレビなどでも知られるようになった秋田の【バター餅】。それまでは北秋田市のごく一部のみで食べられているものでした。冬の山に狩りに行く人が長時間持ち歩いても硬くなりにくいように、餅にバターと卵黄と砂糖を加えた保存食が"隠れた名品"として知られるようになりました。ふわふわなのににゅ～っとよく伸びるバター餅の目新しい食感は、バター好きの方も餅菓子好きの方も要チェックです！

今では当たり前のように使われている「カフェ」、「ブラッスリー」、「ブーランジェリー」などの言葉を日本に定着させた、日本のオープンカフェの元祖もいえるのが、オーバカナル。こちらをご紹介頂いたのは、株式会社キュウプロジェクト代表の佐藤幸二さん。ここの「フィセル オ ブール」は、たっぷりバターが塗られたバケットで、コストパフォーマンスもとても良く人気です。

2015年春に二子玉川にある二子玉川ライズ・テラスマーケットにオープンして以来、テレビや雑誌で話題のマヨルカ（Mallorca）。看板メニューの「エンサイマーダ」は、焼き上がり時間にあわせて来店しないと買えない状態が続いているそうです。

そのエンサイマーダだけではなく、パン好きに注目されているのが、スペイン料理研究家の加瀬まなみさんに紹介頂いたトリハ（スペイン風のフレンチトースト）。手にとった瞬間ずっしり重さを感じる、たっぷり卵液を吸い込んでいるフレンチトースト。トリハ専用に開発されたパン生地を、そのままでは固すぎて美味しくないってくらいしっかり焼き上げているので、型崩れせずしっかり手で持てるフレンチトーストです。

客室乗務員OGの広瀬しのぶさんにご紹介いただいたのが、羽田空港第二ターミナルB1で販売されているエッグセレントバイツの「エッグタルト」。黒富士農場直送の濃厚卵を使って作られたこだわりのカスタードクリームとバターの香りがたっぷりの、サクサクのパイが楽しめます。エッグタルトは常温で2日間の賞味期限ですが、冷凍すれば3週間OK！美味しさを損なわず頂くことが出来るので、お土産におススメですよ。

西暦1550年に日本に伝来した西洋菓子ビスケット。（株）トータルフード代表/トータルフードプロデューサーの小倉朋子さんにご紹介いた横浜の老舗菓子店「馬車道十番館」は、ビスケットの語源である【ビスカウト】を商品名として、毎日職人が丁寧に焼き上げています。他にありそうでない独特の食感のビスケットは、かじる度に口に広がるバターの風味に癒されます。サンドされた甘さ控えめのレモン・チョコ・ピーナッツの3種類のクリームもビスケットと相性ぴったり！

料理人の宮澤奈々さんにご紹介いただいのは、エシレバターを使った京都祇園にある「洋菓子ぎをん さかい」の【白洛】というバターケーキです。さすが高級エシレバターを惜しみなく使っているケーキだけあって、まったくしつこさはなくどんどん食べ進めてしまいます。ラッピングもバターのように見えますので、気分も盛り上がりますね！

エシレバターの専門店「エシレ・メゾン デュ ブール」と言えばクロワッサンやバターケーキがお目当ての方も多いと思いますが、お土産としてお渡しするのなら「ガレット・エシレ」がおススメと、ご紹介頂いたのは管理栄養士/料理研究家の鈴木あすなさん。フランス産発酵バターとして有名なエシレ。この香り高いバターを使ったクッキーは、味はもちろん可愛いボックスも喜ばれること間違いなしです。