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おめでたい日に食べる“おこわ”。
“おこわ”とはこわい(堅い)飯のことで、もともとは“うるち米”を蒸したものをそう呼んでいましたが、米を炊くことが一般化していくと、主にもち米を蒸したものを“こわいい”、“おこわ”と呼ぶようになったそうです。
“こわいい”が“おこわ”になったのは、室町時代初頭に貴族や宮中に仕える女性「女房」が使い始めた隠語的な言葉で、現在でも多く用いられるようになりました。赤飯はおこわに赤豆を加えたもので、本来はおこわと呼ばれるそうです。今回は、おめでたい日に食べたい“おこわ”を3つご紹介します。
1:季節を感じるおこわ
成城学園前にある『あんや』は、地域の方に愛されている和菓子屋さん。店内の工房でお菓子を作り、茶房もあるのでそちらでもお菓子やかき氷、あんみつなどの甘味もいただくことができます。「季節のおこわ」は1ヶ月ごとに味が変わる、もちもちの食感も絶妙なおこわです。その季節の食材を使ったおこわを是非味わってみてください。
2:栗おこわなら絶対「和栗や」
「和栗や」は日本一の栗の郷と呼ばれる茨城県笠間・岩間地方の栗の生産者と加工者が一つになった和栗専門店。販売される栗は無燻蒸(収穫後に殺虫剤消毒をしていない)。栗はでんぷん質なので、穫れてすぐの栗にはほとんど甘みがなく、低温で熟成することにより糖度が大幅に増すのですが、一ヶ月以上低温で貯蔵した岩間の栗は、自然な甘みが引き出され、栗本来のほっこりとした甘味が素晴らしいです!
3:大阪の隠れ名物おこわ
絹笠という老舗の御菓子屋が販売している大阪の隠れ名物「ふる里の味 とん蝶」。大阪にある各店舗の他に、新大阪駅構内の売店等でも見つけられるそうです。ふつうのおにぎりよりは少し大きめのこの三角のおこわごはん。大豆と昆布と小さな梅干しがぎゅっと詰まっています。素朴な味なのですが、これがとっても癖になる美味しさ。餅米なので、一つ食べたら充分おなかいっぱいになります。おなか持ちがいいのも魅力の一つです。
※掲載情報は 2016/09/04 時点のものとなります。
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