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焼酎は人気も底堅く、多くの方に飲まれています。飲み方ひとつとっても、実はとても奥が深いものです。本格焼酎のもつ素材由来の上品な香りと、うまさをそのまま味わうことのできるのはロックですが、アルコールもきついのであまり飲めないですよね。そんな時におすすめの飲み方が「前割り」です。
前割りとは、焼酎を前もって水(出来れば軟水のミネラルウォーター)で割っておいて、冷蔵庫で一晩寝かせておくことをいいます。一晩(以上)寝かせることによって焼酎と水が良く馴染み、まろやかな味わいになります。焼酎の本場、九州地方のポピュラーな割合は焼酎:水=6:4だそうですが、7:3や5:5など好みの濃さで楽しめます。冷蔵庫でよく冷やしたグラスに注げば出来上がり。
夜に少しだけ気温が下がるこれからの時期、冷蔵庫で冷やした「前割り」でかどが取れた焼酎を楽しみたいところですね。今回は、前割りで飲んでみたい焼酎のいくつかをご紹介します。
超高級な麦水のイメージの「兼八」
DJで音楽家の大沢伸一さんが、
「実を言うと焼酎は大嫌いで全然飲めませんでした。ある日知人の和食店で強引にすすめられて飲んだこの兼八に出会うまで。それまで持っていた焼酎及び日本酒の独特の匂いや当たりの強さは全く感じられず、麦の香ばしい香りと透き通るような喉の通り具合は『超高級な麦水』というようなイメージで、完全に固定概念をひっくり返されました。」
と、賞賛する大分県の四ツ谷酒造の「兼八」。
プレミアム焼酎と呼ばれる「百年の孤独」
丸ビル最上階「レストラン モナリザ丸の内店」のオーナーシェフ 河野さんは、
「この焼酎がプレミアムと呼ばれるには、それなりの理由があります。そのひとつが素材へのこだわりです。黒木本店のホームページをご覧になっていただいたらわかりますが、素材へのこだわり方が尋常ではありません。ホームページのカテゴリも、農の中の酒造り、有機農法への取り組み、麦への取り組み、芋への取り組み、リサイクルなどなど、焼酎の蒸留所のホームページと言うより、農産物の生産研究所のような内容がきっちり記載されています。」
と、地元宮崎産焼酎「百年の孤独」のこだわりを語っています。
アメリカ人がすすめる鹿児島の「赤兎馬」
アメリカン人のマイク・ロジャースさんは、
「アルコール度数25%のこのお酒は、フルーティーで甘い味わいが特徴的です。とってもスムーズに飲めます。友達や同僚へのプレゼントへ、年末の飲み会でおすすめの飲み物です!」、
「「赤兎馬」には、どんな食べ物も合うと思うけど、僕のおすすめはなんといっても、イカのホイル焼きです!すごくコレステロールが高いけど、近所で居酒屋をやっている友達が七輪でおいしいイカのホイル焼きの作り方を教えてくれたんですよね。」
と、お気に入りのこの焼酎とそれにあうつまみを紹介しています。
水木しげる先生の鳥取の名言焼酎「のん氣にくらしなさい」
オリーブソムリエの尾田衣子さんが鳥取旅行の際に出会ったとう、水木しげる先生の名言焼酎「のん氣にくらしなさい」。
その味を
「これは15年の歳月をかけて造られたという焼酎です。長期貯蔵熟成しているのでとてもまろやかで風味も香りも感じられ、とても飲みやすい。料理とも相性も幅広く、あっさりしていてもこってりした料理にも邪魔せず楽しめますよ。」
と、おすすめしています。
石川県の小さな酒屋が始めたプロジェクトが産んだ「加賀れんこん焼酎」
食業プロデューサーの松田龍太郎さんが、
「金沢にある「伸栄館」という酒屋さんの瀬戸さんです。瀬戸さんの酒屋の周りは、まさに「加賀れんこん」だらけ。そう、畑がたくさんあり、幼少の頃から遊び場として、れんこんとの付き合いが長い瀬戸さん。その瀬戸さんが、このれんこんを使って何かできないかということ、そして元々先祖が造り酒屋ということもあり、自分もお酒を作りたいと一念発起。地元のれんこん栽培農家さんを自ら訪ね相談し、JA金沢の協力もあり、なんと「加賀れんこんを使った焼酎」を作り上げました。」
と、この焼酎の出来るまでの逸話と一緒にこの加賀焼酎をご紹介頂きました。
※掲載情報は 2016/08/30 時点のものとなります。
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