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牛の鳴き声がルーツとなった北海道滝川市のオリジナルスイーツ
私のふるさと、北海道。富良野にほど近いところにある滝川市は、3年間通った高校がある思い出深い町。そこに市民なら知らない人はいないという隠れスイーツがあります。「モンモオ」という名のなんとも言えないネーミングに、「どんなスイーツなんだろう」と思われるかもしれません。「モウモウ」と鳴く牛の声をもじったと言われる名前は、とても親しみやすいと思いません?
一言でいうと白あんの焼き菓子。素材は小麦粉、バター、卵と砂糖という極めてシンプルな素材の集合体。防腐剤や保存料は一切使っていないため、冷蔵保存の上、焼き菓子にしては賞味期限も短いというオーガニックなスイーツです。
レトロなパッケージを開けるところっとしたモンモオが現れます。二つに割って口に含むと、バターの甘い味わいがふわっと広がり、思わず頬が緩みます。ねっとり感、ふにゃっとした食感は他の焼菓子にはない不思議さがあります。一体どう表現したらいいんだろう、と考えちゃうんです。この優しい味わいが40年以上も愛されている理由は「シンプルで優しい味わい」にあるんだなあ。中身がぎゅっと詰まっているので腹持ちもよく、小腹のすいた時のおやつには最適でしょう。
お店の方に聞くと、このモンモオは一日にコンスタントに1000個は売れ、お盆や正月などには5000個は売れていくとのこと。滝川に帰省した方々がまとめてお土産などにするため、その時期は本店の裏にある工場はフル稼働だそう。
ちなみにこのモンモオ、滝川市以外での知名度はかなり低く、ほとんど知られていません。以前は滝川でしか買えなかったのですが、今は札幌と千歳空港でも取り扱いがあるようです。40年以上前からずっと息長く地元滝川で愛されるモンモオ、これもまさにソウルフルな一品だと思うのです。
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http://www.facebook.com/monmo.okada.wagashi.takikawa
注文はホームページからのメール、もしくは電話が確実です。
モンモオ 10個入り 1,385円
その他12個入、15個入、20個入があります。送料はお届け先により異なりいずれもクール便にて配送になります。(送料は本数と地域によって変動します)
※掲載情報は 2016/08/05 時点のものとなります。
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キュレーター情報
フードビジネスデザイナー
嶋啓祐
全国の農村漁村をくまなく巡り、そこで使うホンモノの素材を探すことをライフワークにしています。ホンモノはいつも隠れています。全国の肥沃な土地で、頑固で不器用な生産者が作る「オーガニックな作品」を見つけて、料理人が少し手を加える。それが「ホンモノの料理」になります。毎月地方に足を運び、民泊に泊まり、地元の方々とのコミュニケーションを作るのが楽しみです。自然豊かな日本全体が食の宝庫です。自然、風土、生産者、素材、そして流通と料理人とその先にいる顧客。食に関わるすべての方が幸せになるような「デザイン」を仕事にしています。1963年に北海道は砂川(日本一になった美味しいお米ゆめぴりかの産地)で生まれ、18歳上京。大好物はイクラ、クレソン、納豆、ハーブ、苦手なのは天津丼などあんかけ系、豚足、焼酎。趣味は全国の神社巡りとご朱印集め。2018年より自宅料理コミュニティ「ビストロ嶋旅館」を主宰。