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90年にわたる「宮島 藤い屋」伝統のあんが美味しくモダンに融合
今も昔も広島土産と言えばもみじ饅頭が定番ですが、先日帰省した際にもみじ饅頭に代わる新たなスイーツが登場していたのでご紹介します。
大正14年創業のもみじ饅頭の老舗“宮島 藤い屋”が伝統のあんをもっと美味しく食べてもらうために、2015年の秋に新ブランド“古今菓(ここんか)”を立ち上げ、9月に宮島口にカフェ併設の店を、今年の5月には広島そごうに専門店をオープンしました。“古今菓”は、あんを使った新感覚のお菓子や瀬戸内の果物を使ったスイーツなど、和と洋の垣根を越えた今の時代にふさわしい美味しさの古今和洋菓子を提案しています。
あんとサブレがマリアージュした“あんサブレ”
広島そごう店はオープンして間もないですが、既に一番人気となっているのが“あんサブレ”だそうです。
もみじ饅頭と同じ小豆の皮をむいて炊く藤色のこしあんを、しっとり焼き上げたサブレでサンドした“ナチュール”と、皮の口当たりを大事にしたつぶあんをカカオパウダー入りのサブレでサンドした“ショコラ”の2種類です。どちらもキャラメルが間に入りミルキーな後味とほろっと口の中で崩れる食感が、洋風饅頭のようだったり、和風ガトーショコラのようだったり、ブランドのコンセプト通り和と洋の垣根を越えた新鮮な美味しさです。フランス菓子のサブレ“un sable”が、日本のあんと融合し“an sable”になったエスプリが効いたネーミングも素敵ですね。
伝統の菓子を今の菓子へリメイク
あんを使った伝統の蒸し菓子“浮島”を焼き菓子にした“焼浮島”は、古今果を代表する和スイーツです。“小豆プレーン”の他に、生地に白あんを使い和洋の素材を組み合わせた”広島県産レモン”や“抹茶ピスタチオ”など、彩り豊かな香りと味も楽しめます。上品な甘さと、浮島みたいにふわっと口どけも良いです。思ったより生地に弾力があるので、アイスクリームやジャムを添えて食べるのもオススメです。
もみじ饅頭屋だからこそのこだわりのカステラやあんぱん、“栗きんとんモンブラン”や広島の特産レモンを使ったタルトなど、瀬戸内の食材を使った生菓子も充実しています。
瀬戸内の波をイメージし、宮島口から望む島々が表現されたスタイリッシュなパッケージも、手土産やギフトとしてポイント高いですね!
宮島口にある本店は、波をイメージした和モダンな空間で早くも宮島観光の人気スポットになっているそうです。
広島土産の新定番は安心と信頼のあん入り!
広島県人も太鼓判を押す老舗もみじ饅頭屋がプロデユースした新たな和洋菓子だけに、買う方も貰う方も期待が高まりますよね。しかも、長年愛されてきたあんを使ったお菓子だけに安心と信頼がありますもんね。今の所ネット販売はなく、宮島口の本店と広島そごう店でしか買えないそうです。夏休みや秋の行楽シーズンに広島方面へ行かれる方は要チェックです!
そごう広島店
https://www.sogo-seibu.jp/hiroshima/kakutensublist/?article_seq=183643
※掲載情報は 2016/07/30 時点のものとなります。
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キュレーター情報
地中海の食・音楽のコーディネーター
おきよし(沖淑子)
大型レコード店のワールド・ミュージックのバイヤー担当後、いつかは南の島へ移住を夢見ながら東南アジア~南インド~モロッコの音楽&食を探訪。数年前より音楽フェスティバルで訪れたマルセイユで地中海料理の魅力に目覚め、現地のシェフに料理を学ぶ。
2012年2月に代官山にオープンしたフレンチ・デリ&カフェ「table ogino」のオープニングスタッフとして勤務。2013年には、レバノンでオリーブ収穫の手伝い&家庭料理を学び、都内で中東料理イベントやケータリングも行う。現在は日本エスニック協会の汎地中海料理のアンバサダーとしても活動中。
また、スパイスやハーブをミックスしたジャム作り、特に好きな音楽を聴きながら夜な夜な煮る“深夜のジャム活”をFB、instagram、twitterで発信中!