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梅100%!伊豆のお母さん達の手づくり疲労回復ドリンク
伊豆月ヶ瀬の梅シロップです。一滴の水や添加物を加えず、新鮮な伊豆の青梅と砂糖のみでつくりました。
静岡県伊豆市月ヶ瀬地区。天城連山を望む丘の上に1500本の梅林があります。すり鉢状に連なり、古代ローマのコロッセオを思わせる円形の段々畑です。
昭和44年から始まった月ヶ瀬の梅づくり。伊豆月ヶ瀬梅組合のみなさんが一粒一粒丁寧に摘みとって、この梅シロップをはじめ、梅干や梅ジャムも作っています。
6月に収穫して、1ヶ月間樽に漬け込みます。500mlと350mlの2種類を2万本、地元のお母さん達が力を合わせてつくります。梅の実狩りやシロップづくり体験もあるんですよ。
梅に含まれているクエン酸は乳酸を分解するため、地元のみなさんはおやつタイムに疲労回復ドリンクとして活用しています。
実はその後訪ねた伊豆のワサビ農家でさりげなく出された冷たい飲み物こそ〜!まさに梅シロップドリンクだったのですー!
そのお味は〜〜、さらっとさわやか心地いい〜!気持ちもすっきり生き返ります。
地域の直売所「梅びとの郷」で販売もしています。春には紅白ピンクが満開の梅まつりが開かれ、1万人のお客さんでにぎわう月ヶ瀬梅林。平成24年には静岡県「ふじのくに美しく品格のある邑」に登録されました。
月ヶ瀬の人達が丹精した梅。心を込めて作った梅シロップ。地元を愛する人々が美しく保とうとし、楽しみながら育んできた風景から生まれました。
暑い夏に水と氷で割るとやさしい蜜のような香りがします。カランカラン
※掲載情報は 2016/07/05 時点のものとなります。
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キュレーター情報
ベジアナ・農業ジャーナリスト
小谷あゆみ
※東京世田谷のベランダ菜園で野菜をつくるアナウンサー・ベジアナです。
もしも日本中のベランダでみんなが1つでも野菜をつくったら、暮らしが楽しく豊かになるに違いありません。
レストランの有名シェフをリスペクトするように、全国にあるおいしい農畜産物とそれを生み出す生産者や農業そのものがリスペクトされる社会をめざして活動中。
「1億総プチ農家プロジェクト」を掲げて、小さな感動を発信しています。
おいしいものを食べる人も、つくる人も笑顔に。
農のある暮らし、都会のあなたのベランダからはじめてみませんか?
NHKEテレ「ハートネットTV 介護百人一首」出演中
NHKEテレ「楽らくワンポイント介護」毎週(土)出演中
・農林水産省/ 食料農業農村政策審議会・畜産部会および医福食農連携プロジェクト選定委員