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夏のご挨拶、お中元に老舗の和菓子はいかがでしょうか。奇を衒ったものであると、失敗のリスクが伴いますが、古き良き伝統を守る和菓子の良さ、また新しい食し方やデザイン、パッケージ・・伝統と斬新の融合は、美しく美味しく存在感をもっていますのでおすすめです。季節感のある素材や風姿は、高級感を保ちながら涼やかなムードを醸し出します。夏の贈り物にきっと喜ばれる、もらって嬉しいギフトです。
1:見た目も涼しい老舗ならではの昔風味の小城羊羹
シュガーロードの別名を持つ長崎街道、その街道沿いにあって砂糖が手に入りやすかった佐賀・小城の地で生まれ育った、小城羊羹。
防腐剤のない時代に表面を糖化させて日持ちをよくした、昔ながらの製法で作られています。砂糖をうっすらと手ぼうきで撫でつけます。見た目が涼しげな表面はしゃりっとした食感、内側のねり羊羹はしっとりなめらか、後をひく美味しさです。
2:夏に嬉しいひんやりジューシィなフルーツ餅
真っ白な外壁が人目を惹く、創業四百年の老舗和菓子店、名古屋の『花桔梗』は一見和菓子屋ではないような洗練されたムードです。モダンで洒落たインテリアの店内に、まるで宝石のように美しい和菓子が並べられています。
夏に冷して美味しいフルーツ餅は、旬のフルーツで作られています。国産の黄粉や砂糖の使い分けなど、こだわりがある『花桔梗』の和菓子。甘さが控えめで暑さも忘れそうな味わいです。
3:食べる宝石、シャリ感が楽しい琥珀菓子『氷室』
『岡三英堂』はお菓子処、松江にあって、茶人としても有名な七代目藩主松平不昧公の時代からの和菓子を今に伝える老舗です。今、Twitterでも話題の、琥珀菓子は寒天と砂糖から作られた伝統的な和菓子です。表面はシャリっと、中はぷるぷる、その食感の妙味が楽しめます。まるで氷を砕いたようなシャープな形と、透け感のある落ち着いた四色に染められた『氷室』は、その名の通り夏にぴったりです。
4:みかんの最高峰、せとかの香りがあふれる琥珀菓子
京都の辛いものと甘いもの、佃煮と和菓子の老舗、『永楽屋』。初夏限定の琥珀菓子『せとかの雫』は、柑橘類の最高峰といわれる『せとか』を封じ込めた和菓子です。口にすれば、表面の薄硝子のようなシャキッとした歯触りを感じます。そして、果汁と果肉たっぷり、ジューシィで濃密な香りがひろがります。眺めても味わっても清涼感漂う、お菓子です。
5:エメラルドのオイルを垂らして……、お洒落な大福
近江八幡の老舗『たねや』は、大福の新しい食べ方を提案しています。その名も『オリーブ大福』、近江米を使ったほんのり塩がきいたお餅にこしあんが包まれています。目にも鮮やかなエメラルドグリーンのオリーブオイルをかけていただきます。フレッシュなエクストラバージンオイルをそろりと餡にたらすと、洋菓子のような味わいになります。暑い夏に爽やかな見た目も新感覚です。
※掲載情報は 2016/07/02 時点のものとなります。
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