記事詳細
紹介している商品
街中でワッフルを楽しめる
ワッフルの聖地ベルギー。街のいたるところに「ワッフルスタンド」があり、気軽にワッフルを食べる事ができます。ワッフルはベルギー人の食生活に根付いています。古くは16世紀を代表する画家「ブリューゲル」が市民の何気ない生活を描いた絵にも描かれているので、相当昔からベルギーで食べられていた事になります。当時は、丸いパンのような形をしていました。編目の形をした現代のワッフルが作られたのは、19世紀に入ってからです。
日本でもワッフルは人気スイーツのひとつですが、皆さんはワッフルにもさまざまな種類がある事をご存知ですか?
ブリュッセルワッフルvsリエージェワッフル
日本でよく食べられているワッフルは、「リエージェワッフル」とベルギーでは呼ばれています。このワッフルの特徴は、しっかりした生地で歯ごたえがあり非常に食べ応えがある重たいワッフルです。粒の大きな砂糖が入っているので、そのままでも十分甘いのが特徴です。「ブリュッセルワッフル」は、「リエージェワッフル」とは対照的に、サクッとした食感とふわふわとした生地が特徴的です。粉砂糖やアイスクリームを乗せて食べられます。最近では冷凍でも販売されているので、家庭でも手軽に食べられるようになりました。冷凍のワッフルは必ず温めてから食べるのがルールです。ベルギーでは、冷凍したものを解凍しただけでは本物の「ブリュッセルワッフル」とは認められません。これは、ベルギーのワッフル全般に言える事ですが、ある有名なワッフル屋台では“Nie warm, nie willen”(温かくなければ欲しくない)というスローガンが掲げれているほど、冷たいワッフルは敬遠されます。
一般的にはこの二つのワッフルが主流ですが、もうひとつは、はちみつやシロップが入っている伝統的な薄いワッフル「ラクモントワッフル」も人気があります。「ラクモントワッフル」を食べるのであれば、是非アントワープにあるデズレ(desire de lille)を訪れてみてください!絶品の「ラクモントワッフル」が味わえますよ!
今回は、ベルギー・フランダース政府貿易投資局商務官のジョージ ナーゲルスさんからお話をお聞きしました。
※掲載情報は 2016/06/25 時点のものとなります。
- 5
キュレーター情報
ベルギー・フランダース政府貿易投資局
ヨーロッパの中心に位置するベルギー・フランダースは中世より「ヨーロッパ交易の十字路」として栄え、さまざまな文化と芸術、そして食文化を育んできました。ブルージュ、アンプワープ、ゲントなど聞き馴染みのある魅力的な街が点在し、それぞれにこだわりの地元の味を発信しています。日本でもポピュラーになったワッフル、チョコレートやフリッツと呼ばれるベルギー発祥のフライドポテトの他にも、小エビやムール貝などのシーフード、チコリやホワイトアスパラガスなどの伝統野菜や豚肉にハムなど、自慢の食材、料理、デザートで溢れています。こだわりの逸品をビールとペアリングして楽しむのがベルギー流!まだまだ知られていない美食の国ベルギー・フランダースの奥深い食の魅力を、皆様にご紹介させて頂きます。