この時期の鎌倉は、いたる所であじさいが開花し、多くの観光客でにぎわいます。鎌倉のあじさいの開花時期は、あじさいの花の種類や咲く場所、気候の状況によって違いがありますが、6月初旬から７月初旬までが見頃です。

鎌倉のあじさいは鎌倉全域で咲きますが、特に見所はJR北鎌倉駅周辺の明月院を中心とした北鎌倉エリアと、江ノ電長谷駅周辺の長谷寺、成就院を中心とした長谷エリアです。そのほか鎌倉宮、安国論寺、妙本寺、瑞泉寺など広いエリアで見ることができます。

梅雨の晴れ間の休日に、ちょっと足をのばして散歩がてら廻ってみてはいかがでしょうか。今回は鎌倉を巡る方のためにその途中で休憩したり、帰り道でお土産に買ったりできる鎌倉グルメをご紹介します。

昨年オープンした生チョコレート専門店「ca ca o（カカオ）」。全てコロンビア産トリニタリオ種のカカオを使用したコーヒーとの生チョコレートやスイーツはどれもハイクオリティ。「生チョコタルト」、「小町通りの石畳」、「ca ca oエクレア」、「ca ca ron」や「BLUE LINE」など、チョコレートにはちょっとうるさいという方も惚れ込む、注目の新店です。

住所：鎌倉市小町2-9-7

鎌倉の洋菓子店のなかでもひときわ原材料にこだわるのが、『OVALE』(オヴァール)。ここでは、最高品質の葡萄だけでつくられるシャンパーニュ「ドンペリニヨン」を使った【シャンパンケーキ】が楽しめます。マリーゴールドの花びらと、瑞々しい牧草を平飼いで自由に育ったストレスフリーの鶏を育むオヴァール契約養鶏場から仕入れた「平飼い有精卵」を使用した焼き立てスポンジケーキ、これを「ドンペリニヨン」に1ヶ月間浸し寝かせた素材と手間暇を惜しまず仕上げたケーキです。

住所：鎌倉市雪ノ下1-9-23

こちらは、鎌倉駅の西口出て線路沿いに少し北にいったところにある、鎌倉レ・ザンジュの『プティ・フール・サレ』。

このクッキーには、湘南鎌倉でわずかに作られる釜炊きの塩と、9世紀から永きに渡りパリュディエ(製塩職人)の手で頑なに守られた製法で作られるフランス・ゲランド塩を、ブレンドして使用しているそうです。

味覚は、バジル、ドライトマト&オレガノ、ゴーダチーズ、レッドチェダーチーズの4種類で、どれもワインやウィスキー等のお酒との相性が抜群のおつまみ感覚で頂けるスイーツなのです

住所：鎌倉市御成町13-35

2004年に鎌倉の老舗イタリアンレストラン「吉備屋」の酵母菌と製法をまるごと引き継ぎオープンした「KIBIYAベーカリー」。こちららは鎌倉駅西口を出て江ノ電沿いに南に少しいったところにあります。

KIBIYAベーカリーのパンは、全粒粉、ライ麦粉、天塩、水のみを使った自家製天然酵母パン。ずっしりと重みがあるのが特徴です。創業から引き継がれた天然酵母を使い、添加物一切なしのこだわり。噛むごとに小麦の旨味を感じられます。

住所：鎌倉市御成町5-34

北鎌倉駅前のアジサイ見物の人波とは反対方向に歩いて1分のところに、ある鎌倉 松花堂。そこの「あがり羊羹」は絶品です。

「水ようかん」より固く、「練り羊羹」よりはるかに柔らかく「ういろう」のような食感なのですが、それよりももう少し柔らかいです。材料は小豆と砂糖と小麦だけというシンプルな羊羹は、小豆の味が上品で甘さも控えめお味です。

住所：鎌倉市山ノ内1340

鎌倉市鎌倉山の閑静な住宅街の一角にあるハウス オブ フレーバーズ。しっとりとしていながら香ばしいグラハムクラッカーの生地、濃厚なクリームチーズ、さわやかな酸味のあるサワークリームが3層になっており、その3つを同時に口に含んだときのえもいわれぬ絶妙なハーモニーが人気です。

住所：鎌倉市鎌倉山3-2-10

西鎌倉の『和菓子処 茶の子』。ここの定番商品として長い間愛されているのが、どら焼きのつめ合わせ「松毬（まつかさ）」です。はちみつが使われたふんわり柔らかな皮の間にたっぷりはさまれている餡は「大納言小豆×栗」、「白小豆×あんず」の2種類あります。特におすすめは後者、白小豆の上品の甘さとあんずの甘酸っぱさのバランスが絶妙です。

住所：鎌倉市西鎌倉2-2-7

長谷寺は四季を通じて参拝者の絶えない鎌倉を代表する名所で、鎌倉の西方極楽浄土と謳われ、1年を通じ「花の寺」として親しまれています。そんな長谷寺の近くに佇む「ふじい」はかなりの確率で満席。「ふじい」には一見さんの観光客は少なくいつも地元の人達で満席で、夜の予約も一杯というから驚きです。ここの裏メニュー（？）が、1日限定30食のしょうがニンニク味の唐揚げ。文句ない味で大ぶりの唐揚げが4個で300円です！一見入りづらいお店ではあるが一度頼んでしまえば足繁く通うこと間違いなし。

住所：鎌倉市由比ガ浜2-6-15

こちらも鎌倉駅から江ノ電で長谷寺に向かう途中にある、初祖 岡埜榮泉總本舗。こちらは初租 岡埜栄泉総本舗　上野広小路にあったお店が、そのまま鎌倉に引越ししてきたお店です。つぶあんとこしあんがあるのでお好きな大福で疲れを癒しませんか。

住所：神奈川県鎌倉市由比ガ浜2-6-1

材木座この海岸沿いにある「HOA CAFE(ホアカフェ)」。自家製の大豆ドーナツが人気です。ホアカフェの大豆ドーナツは、油が通りにくくサラッと軽いのが特徴なのだとか。しっかりと食べ応えもあり、大豆の甘みがたっぷりです。

お洒落な家具が揃った店内では心地の良いソファでゆったりとできるので、テラス席で気持ちの良い潮風を感じながら、ほっと一息ついてみませんか。

住所：神奈川県鎌倉市材木座6-4-24

あじさいの散策から少し離れますが、鎌倉のお隣JR大船駅近くにある田中兄弟の店、ブーランジュリー・パティスリー・カルヴァ。お店で焼いたクロワッサンも見逃せませんが、焼く手前の冷凍のクロワッサン生地をテイクアウト品として販売しており、これも手土産品として相当な人気です。

このお店からもうひとつのおすすめは、カルヴァクーヘン。独特のしっとり感と底に敷かれたプラリネ(カラメル状のナッツ)のサクサク感を味わえます。クレープ状に何層にも重ねて焼き上げた、台状のバウムは、今までのバウムクーヘンにはない美味しさ！これを冷蔵庫で冷たく締めて食べるのがお勧めです。常温でもおいしいバウムクーヘンのおいしさがこれだけで倍増、衝撃のおいしさ！と強烈プッシュしています。

住所：鎌倉市大船1-12-18