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清澄白河に上陸したアメリカのコーヒーショップ「ブルーボトルコーヒー」に端を発した日本のサードウェーブコーヒー文化。サードウェーブとも呼ばれるこのコーヒーブームにいち早く乗り出し、けん引しているのが、いわゆるサードウェーブ系男子です。
ゆったりとコーヒーを楽しみ、消費社会のあわただしさよりも、自分なりの時間とお金の過ごし方を堪能している彼らはまさに新時代の象徴とも言えます。今回は、そんなサードウェーブ系男子が、彼らの愛するコーヒーとともに楽しめるスイーツをご紹介。コーヒーの味を邪魔せず、むしろその味を引き立ててくれるような甘いお菓子。のんびりとした時を目いっぱい満喫できる一品たちをご紹介します。
1:コーヒーと合わせるならやっぱり濃厚なベイクドタイプのチーズケーキ
クリームチーズほど好みがわかれるスイーツも珍しいかもしれません。爽やかなレアチーズケーキから、濃厚なベイクドチーズケーキまで。一言でチーズケーキとくくっても、その種類があまりに豊富だからです。でも、コーヒーに合わせるならやっぱりレアではなくベイクドタイプ。それも嫉妬理系ではなくスフレタイプのチーズケーキが相性良し。「朝の八甲田」」は新鮮な卵黄を使ったクリーミーに仕上げたカスタードに、ふんわりと軽いメレンゲとチーズを加えたスフレタイプのチーズケーキ。にがめ、酸味タイプどちらのコーヒーとも相性が良く、ギフトとしても人を選ばないスイーツです。
2:「マドレーヌって紅茶じゃないの?」を覆してくれるコーヒー派マドレーヌ
マドレーヌといえば、コーヒーより紅茶?そう考える人も珍しくはないと思います。小麦粉、卵、バター、砂糖と基本的な材料で作られた製菓であるマドレーヌは、強い味が特徴のコーヒーよりも繊細な香りを楽しむ紅茶があっていると思われがちです。そんな人におすすめしたいのが「たまごみたいなマドレーヌ」。名称通り、卵の形をモチーフにしたマドレーヌはしっとりとした口当たりに加え、芳醇なバターと後味に残る甘味が特徴的。酸味の強いサードウェーブ系コーヒーとも、深入りの焙煎でいれたエスプレッソとも相性がよく、まさにコーヒーのためのスイーツ。卵にみかけたパッケージもかわいい。
3:ヴィクトル・ユゴーが愛した繊細な口どけの花びらチョコレート
口の中に放り込むとほろっと溶ける「Maison Boissier(メゾン・ボワシエ)」のチョコレート。まるで一枚の花弁のように薄く繊細な食感は、チョコレートを食べるというより、舌の上で溶かすという表現のほうがしっくりくるといえるほど。
フランスを誇る文豪Victor Hugo(ヴィクトル・ユゴー)の詩にもその名を刻んだ美しいブルーがトレードマークカラーの1827年創業フランス老舗ショコラトリー、というのもサードウェーブ系男子のツボを押さえています。
4:ミート系からアップルまで。使い勝手がいいパイ専門店はマストでおさえたい。
日本人にとって母親の味が肉じゃがや唐揚げであるように、イギリス人やアメリカ人にとってママの味はミートパイやアップルパイ。パイは家庭的で安心できるソウルフードなのです。広尾にある「リトル・パイ・ファクトリー」は、日本ではまだ珍しいパイ専門店。ストリートフードとして小さい塩系パイを買って食べ歩くのもよし、部屋でお気に入りのコーヒーのおともとしてスイーツ系のパイをたしなむのもよし。パイの仕上がりはもちろん文句なしにハイレベルなのでご心配あらず。おすすめはコーヒーと相性がいいアップルパイ。
5:イタリアンローストコーヒーにあうのは、やっぱりイタリアンドルチェなタルト
千代田区一番町にあるカジュアルなダイニング&ワインバー「エリオ・アンティカ・フォルネリア」。人気のイタリアンレストラン「エリオロカンダイタリアーナ」の姉妹店であることも話題をさらう理由のひとつですが、なによりもグルメの注目を集めているのがこちらのタルトレット。イタリアンのドルチェ(食後のスイーツ)にふさわしく、深入りローストのエスプレッソにぴったりだとコーヒーマニアのあいだでは人気を博しています。焙煎珈琲に負けない濃厚なバター。であるにもかかわらず、食後のおなかをもたれさせない技術はさすがの一言。テイクアウトも人気。
6:バームクーヘンだけじゃもったいない!クラブハリエの実力の深さを知る一品
滋賀県で登場し、今や全国区で有名となった「クラブハリエ」。もともとは和菓子を専売する「たねや」というお店が出した洋菓子店ということを知っている人は案外少ないかもしれません。クラブハリエといえば、年輪上にまかれたバームクーヘンが人気。待中でぐるぐると回りながら焼かれるバームクーヘンを見ていると、並んでも食べたくなりますよね。クラブハリエに欠かせないもう一つの人気商品はショコラリーフパイ。バームクーヘンの陰に隠れ目立つことはありませんが、たっぷりとかかった最上級のショコラとさくさくのパイは一見にしかず、です!!
7:地味スイーツの汚名返上!餡ドーナッツはここまでうまくなれる。
あんドーナッツ?と聞いてもテンションのあがる人はそれほどいないかもしれません。地味なルックス、味もなつかしくはあるけどそれ以上のものはない。あんドーナッツを侮っている人にこそとってほしいのがこちら。広告やプロモーションが当たり前の時代において、口コミだけで40年以上売り上げ、さらには純粋に売り上げを伸ばしている強者なのです。甘すぎず、それでいて物足りなささはない絶妙な甘さと軽さを演出するあん、サクサクとクリスピーなドーナッツ生地。もはやコーヒーを飲むくらいのうまさにまた足しげく通ってしまう一品なのです。
※掲載情報は 2016/06/26 時点のものとなります。
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