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鶏の美味しさがつまった肉醤
今回ご紹介するのは、肉醤。ししびしお、とも呼ばれる動物性の調味料。
醤油のルーツとも言われており、古くは中国の論語にも登場します。
大分県日田市の合名会社まるはらさんの「にくしょう」は、大分県の地鶏のレバー、心臓を原料に、塩で漬け込み、熟成させたものです。
内臓に含まれる消化酵素の働きでたんぱく質を分解、旨味が作り出され、素晴らしい調味料になっています。
私は、唐揚げの下味、チャーハンの味付け、肉料理などに活用しています。
お肉でお肉を調理、というのも楽しいですね。
くさみがなく、味に深みが出ますよ。
レバーや心臓といった有効活用されにくい原料が嬉しい変身を遂げています。
※掲載情報は 2016/06/18 時点のものとなります。
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キュレーター情報
発酵コンサルタント
酒井里奈
国際基督教大学卒業後、大手銀行や証券会社に勤務した後、日本の発酵・醸造技術に興味を持ち、東京農業大学応用生物科学部醸造科学科に入学、09年3月に卒業。同年、株式会社ファーメンステーションを設立。代表取締役。
同社では、「発酵で楽しい社会を」をテーマに地域の未利用資源を発酵技術で活用する提案をし、「発酵」「微生物」と人の暮らしや仕事を繋ぐデザイン性の高いプロダクトやライフスタイルを提案。
岩手の奥州市にて独自の発酵・蒸留技術をもとに、休耕田で栽培した米からエタノール、飼料、化粧品などをつくる地域循環事業を展開。この取り組みが多くの国内外のアワードを受賞している。
世界の発酵食品や仕事を探求する傍ら、日本の発酵・醸造文化の海外発信にも積極的に取り組んでいる。
好きな微生物は麹菌。好きな発酵食品は白菜の古漬け。
受賞歴:
日本政策投資銀行 第3回DBJ女性新ビジネスプランコンペティション特別賞「地域イノベーション賞」
ブリティッシュ・ビジネス・アワード(BBA)2014 Community Contribution
Creative Business Cup 2014 日本代表 等