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暑い夏にぴったりの惣菜
創業明治四年の株式会社「柿安」の桑名の本拠地「松阪牛」や「黒毛和牛」を取扱う精肉店「柿安本店」で、夏限定の「ピリ辛豆板醤 牛肉夏しぐれ」を買ってきました。
「柿安」の牛肉のしぐれ煮は醤油ベースの秘伝のタレで柔らかく炊きあげられた、誰もがよく知る商品ですが、定番中の定番だけでなく、季節ものや海や山の幸を炊き合わせたバラエティ豊かな商品が揃っています。もともと牛肉のしぐれ煮は好きでよく購入するのですが、このピリ辛というのにそそられました。熱々のご飯に合うだけでなく、オイスターソースや蜂蜜が入っていて、存在感のあるピリッとした味が、冷たい麺類にも合いました。ビールにも良いですよ。
また、こちらの桑名の柿安の精肉店は、松坂牛をはじめ貴重な高級牛肉もいっぱい。それだけでなく手軽な物やハンバークなどの自家製の加工品や牛肉以外のお肉も豊富で、しかも良心的な値段なのでどれも欲しくなってしまいます。惣菜や新鮮な野菜やフルーツもあり、つい旅行中というのを忘れて買い占めてしまいました（宅急便も扱っています）。
全国的にすき焼・しゃぶしゃぶで有名な「柿安」ですが、創業者の赤塚安次郎さんが柿を栽培していて、柿の安次郎さんから「柿安」になったという事も伺いました。牛鍋屋を開業したのは1968年。そして名物の「しぐれ煮」は、250年程前から桑名に伝わる伝統のある製法なのだそうです。
桑名市は蛤でも有名な所。この前のサミットで話題が尽きない三重県ですが、美味しいものが溢れていて実に魅力的な所です。この「柿安本店」の近くの七里の渡しにある対岸に向かって建てられている鳥居、(海に向かってなぜ？)と思ったのですが、対岸の伊勢神宮に向かって建てられているもので、元は伊勢神宮の外宮の鳥居だったものだそうです。
遷宮の毎にこの地に運ばれて、建て変えられるとか。地元の方が、自慢げに話してくださいました。豊かな海と人情味あふれる桑名に、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか？
※掲載情報は 2016/06/18 時点のものとなります。
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キュレーター情報
フラワー＆テーブルコーディネーター
鬼頭郁子
「旬を取り入れた花とテーブルの教室」は、少人数制のレッスンで着実に実力が向上すると、主婦からプロまで幅広く支持され、全国から生徒さんが通う。サロン主宰やスペシャリストを目指す方も多く、多数の教室主宰者を輩出、その育成やサポートにも力を入れる。教室運営のほか、トップブランドのコーディネートやプロモーションに関わるなど、多くの企業の花や食文化に関するセミナーをおこなっている。2014年、銀座5丁目にライフスタイルを彩るテーブルウェアなどの、セレクトショップ「イザベラ コンスタンチン」をオープン。著書も多数。
