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全国的に梅雨入り宣言が続く6月。天気予報には雨マークが並び気分もブルーになりがちなこの時期の手土産には、少しでも季節感あふれる爽やかなものをチョイスしたいですよね。今回は見た目や食感で涼しくなれるような“涼菓”を集めてみました。ジメっとした空気を晴れやかな気持ちにさせてくれる、そんな逸品が揃っています。
1:京都で夏の涼菓として代々受け継がれる「涼菓 浜土産 (はまづと)」
最初にご紹介するのは京都『御菓子司 亀屋則克』の「涼菓 浜土産 (はまづと)」。“蛤”そのものといった見た目の貝殻を開けると、琥珀色の寒天の中に味噌風味の浜納豆が一粒。よく冷やして食べると独特な味の広がりを見せてくれるのだとか。京都で夏の涼菓として代々受け継がれてきた風情あるお品は、ぜひ大切な人に贈りたいですね。
2:繊細でなめらかな口どけが涼しい『越後屋若狭』の「水ようかん」
この「水ようかん」を初めて味わったとき、そのあまりの繊細さに言葉にならないような不思議な気持ちにさせられました、と話してくれた紹介者の瀬川さん。口に含んだ瞬間からなめらかに口どけて優しい甘味だけをそっと余韻に残してくれるような口当たり。東京・両国にある老舗和菓子店『越後屋若狭』の夏季限定商品なので気になった方はぜひチェックしてみて。
3:ノスタルジックなブルーが幻想的な『新宿中村屋』の椀菓子『issui』
見ているだけで気温も下がりそうな『新宿中村屋』の「issui」。こちらは和菓子のルーツであるとも言われる椀に入った菓子“椀菓子”を現代風にアレンジしたもの。透明のカップが重なった細長い容器はとってもおしゃれで、食べ方はそれぞれのカップの中身を別容器に移し替えても、一番下の大きいカップに他のカップの中身を入れて食べてもOK。夏季限定で発売されている「夏の縁日」は水色のラムネ味のゼリーの中に小粒の寒天が混ざり合い全体は日向夏のピールの爽やかな酸味がよいアクセントに。ブルーの色合いがノスタルジックな気分にさせてくれますね。
4:竹筒からつるんと押し出る喉越しすっきりな絶品「くずきり」
『京菓匠 笹谷伊織』は1716年に京都で暖簾を掲げ、京都御所、神社仏閣、茶道のお家元のご用を勤めてきた老舗中の老舗。そんな老舗の「くずきり」はとっても斬新。竹筒の形をしたパッケージの先端は格子状になっており、付属の棒で押し出すようにして食べます。ガラスの器に移して黒蜜をかけていただけば、つるんとした喉越しがジメッとした夏を涼やかな気分に。お好みできなこをかけてもまたおいしいですよ。
5:夏限定の金魚缶が愛らしい銀座の銘菓「冨貴寄」
銀座の地で明治23年に創業し、和菓子作りの伝統を受け継いでいる『菊廼舎(きくのや)』。中でも「冨貴寄」は目にも美しい和菓子として名高く、夏になるとさらに季節を感じさせてくれる限定品「金魚缶」が登場します。涼しげな和紙で包装された缶を開けると、金魚をはじめとする夏を感じさせてくれるような干菓子や豆菓子がぎっしり。ちょっとした手土産にしたい方にはミニサイズもあるので、目上の方への贈り物にもいいいですね。
6:縁日気分が味わえちゃう涼やかな和のゼリー「金魚すくい」
続いても金魚モチーフがかわいい和菓子『日本橋屋長兵衛』の「金魚すくい」。爽やかなレモン風味のゼリーの中には、赤と黒の金魚形の羊羹がゆらり泳いでいるかのように目に映ります。ひんやりつるんとした口当たりのゼリーはちょっと食欲が落ちたときやデザートにもぴったり。日本の涼を感じる逸品ですね。
※掲載情報は 2016/06/13 時点のものとなります。
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