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なめらかしっとり。でも時々さっくり
ま、ま、ま、ま、まさかの大好物達(私のです)が集結したデザートに出逢いました……。でも、期間限定なので(6月14日まで)、もうそろそろ販売終了なんです。悲しくなりながらこの原稿を書き始めていますが、もう少しで会えなくなってしまう「今でしょ」デザートは、『パブロ』さんの「焼きたて宇治抹茶のチーズタルト」です。抹茶+チーズケーキ+粒あん+白玉団子+パイ生地風タルトという構成。
職業柄か、好きな甘いものを聞かれることが多いのですが、ここ数年は、「お抹茶に合わせて、粒あんが白玉団子に合わせてあるものとか、チーズケーキでしょうか。何気にパイも好きなんですけどね」と答えている私です、ほんとに。なので、そんな願ってもない組み合わせのケーキがこの世に誕生してたなんて、と驚きました……。時々「粒あん入り抹茶チーズケーキ」は買ったり作っていますが、白玉入りはお初ですし、しかも、その和風チーズケーキを覆うのは、パイタルトときたもんだから、さらにビックリ。私の好みに合わせて作ってくれたのかなぁなんて思っちゃうぐらいでしたが(自意識過剰ですみません。苦笑)、料理は、あまり色んなものを詰め込むと、ごちゃごちゃになり、素材の良さが半減するという懸念もある中、いやいや、半減どころ か、全てが仲良く手を結び、最高に美味しい和洋折衷ケーキに仕上がっていたんです。
一見、いわゆる抹茶風味のチーズケーキなのかと思いきや、ナイフを入れると、「あれ、何かにぶつかった」という衝撃があり、切り分けた断面を見てみると、わおっ、愛しの粒あんと白玉団子が、「はい、こんにちは~」と顔を出してるじゃないですか。中身を知らずに切ったので、尚のこと嬉しいサプライズでしたが、食べると、さらに口福な世界へ誘われ、感激の最高潮に。何だか同じことばかり書いていますが、とにかく興奮しちゃってるってことですね。
直径15㎝のホールサイズですが、究極の美味しいものには目がない私なら一人で一気に食べられちゃいます。ま、それほどの美味しさという証ですが、普通の胃袋を持つ方なら、『パブロ』さん定番の「PABLO mini(ミニチーズタルト)」は食べきりサイズなのと、通年販売されているので、こちらも必食です。
今回は、プレーンとショコラタイプをご紹介させて頂いていますが、プレーンは、おやつ感覚でも朝食代わりにも最適です。濃厚なのにクドさがない上、舌触りも心地良くて……。一方、ショコラは、冷たくても十分美味しいのですが、温めると、とろ~んとチョコが流れ出して、まるでフォンダンショコラそのもの。一緒にバニラアイスを添えても最強最高です。コーヒーや紅茶、ほうじ茶は言うまでもなく、ワインやシャンパン、シェリー、ウイスキー、ブランデー、辛口の日本酒にも合うんです。そうそう、こちらのタルト生地、よーく見ると茶色い斑点が目に入ってきたので、もしかして全粒粉が練り込まれているのかなぁと思ったら、やはり含まれていました。食物繊維やミネラル・ビタミン豊富な全粒粉なので、これまた嬉しいポイントですね。
因みに、『パブロ』さんの由来は、“パブロピカソ”の名前からきていて、「パブロピカソが芸術に革命を起こしたように美味しい感動と革命を」ということから、「焼き加減の選べる焼きたてチーズケーキ」をコンセプトになさっているそうです。スケールも大きな軸ですよね。ますます好きになっちゃいました。ピカソにも食べてもらいたかったですが、発想と個性豊かな美味しさのあまり、嫉妬しちゃうかもですね(苦笑)。
※掲載情報は 2016/06/01 時点のものとなります。
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キュレーター情報
「そのやま」店主・フードクリエイター。
園山真希絵
1978年1月5日生まれ。出雲市出身。高校時代に「食」に目覚め、食べることでキレイになるオリジナル料理の研究を始める。「豆」をベースとした料理のお陰で、2年間でリバウンドなく健康的に27キロのダイエットに成功。 現在、雑誌・テレビ・ラジオにも多数出演。また、自らを救ってくれた 「豆」に対する恩返しも兼ね、食を通じた文化交流や地方の町おこし活動も積極的に行う。さらに、出版・商品開発・食カウンセリング・飲食店『そのやま』経営・各地の親善大使も手掛ける。オフィシャルブログ「こころのごはん手帖-食べる門には福来たる- 」は毎日更新。
※『そのやま』https://www.facebook.com/sonoyama.tokyo
TEL/0363376498