記事詳細
頁をめくり、ビールをひと口。物語と重なる味わい
“たくさんの女性たちの味方でありたい”素材にこだわり、体が喜ぶほっこりしたスープが人気の食べるスープの専門店「Soup Stock Tokyo」が、6月1日より全店舗でオリジナルビール『瓶のビール(酵母のピルスナー)』を販売開始します。ピルスナーという日本人になじみ深いビアスタイルでありながら、無濾過で酵母を残すことで、酵母特有の柔らかさも楽しめるというこのビール。モルト100%、そしてチェコのファインアロマホップをたっぷりと使っているので、ひと口飲めば、ホップの心地よい苦味とモルトのコクが広がり、そして追いかけるように酵母のふわりとしたやさしい甘さに包まれる。「ああ、おいしい。」めくった本の頁の物語とビールの味わいが重なりあい、そしてふと、あの日の思い出が心をよぎる……。
かわいい専用グラスは、父の頼む瓶ビールから
このビールの開発したのは、株式会社スマイルズでグラフィックデザイナーとして店舗企画などを担当している北山瑠美さん。もともと仕入れを店頭に置いていることがどこか気にかかり、他のメニューが原料や作り方にこだわっているようにもっとSoup Stock Tokyoらしいビールがあったら素晴らしいはず!と、一念発起してビアソムリエの資格を取得。そして社内を説得してとうとう商品化にこぎつけたのだそうです。北山さんが小さな頃、外の食事でお父さんがビールを頼むと、いつも瓶ビールにグラスがひっかけられて出てきたイメージから、このボトルのネックに引っ掛けられる小さなグラスをいろいろ探してぴったりなものを用意。店頭でちょこんと引っ掛けて提供します。
ちょうど3杯分。手酌もよし、シェアしても
グラスに注ぐ音は、思わず喉がゴクリとなります。さらに口当たりをやさしくてくれる白く細かな泡と、グラス越しにみえる酵母のふわりと濁りのある色合い。この酵母は現存する世界最古の醸造所、ヴァイエンシュテファン醸造所の酵母を使用しています。
6月1日より全国の店舗で販売がスタートする他、一足早く自由が丘に4月30日オープンした「also Soup Stock Tokyo(自由が丘)」、そして5月2日にリニューアルオープンした「Soup Stock Tokyoエチカ表参道店」で先行販売中です。
「ビールは一期一会」醸造責任者であるアウグスビールの本庄啓介さんはこう話しています。ゆっくりとビールの物語に出会ってみませんか?
※掲載情報は 2016/05/15 時点のものとなります。
- 6
キュレーター情報
ビアジャーナリスト/パンコーディネーター
宮原佐研子
日本パンコーディネーター協会認定パンコーディネーター、日本ビアジャーナリスト協会所属ビアジャーナリストとして日本ビアジャーナリスト協会HP、雑誌『ビール王国』(ワイン王国)、世界22カ国158本のビールを紹介するe-MOOK『ビールがわかる本』(宝島社)、ビアエンタテインメントムック誌『ビアびより』(KADOKAWA)他執筆。『ビール王国』では、「コンビニ限定うんまいビア ペア」で、コンビニエンスストアで買えるビールとパンのペアリングを連載。日本パンコーディネーター協会主催の講座「ワインよりおすすめ?パンとビールのおいしい関係」でパンとビールのペアリング体験講座も実施。