酒まんじゅう
山中石川屋 住所:石川県加賀市河南町夕-1
お饅頭を買うときに悩むこと。それはまずは「粒あん」か「こしあん」かですよね。初めてのお店で粒あんか、こしあんか迷った時、私は間違いなく粒あんを選びます!それはなぜか??
粒あんは、こし餡以上に作り手の個性が出やすいと私は認識しているからです!!みんな自分が作った粒あんが最高だと思って作ります。しかし、消費者と生産者の間には当然、好みの違いが出てきます。
そう、育ってきた環境が違うから~好き嫌いはいなめな~い~!、夏がダメだったり~セロリが好きだったりするのね~!という山崎まさよしのセロリの歌詞そのまんまなのです。
あずきの炊き加減、硬さ、口の中でほぐれる具合、砂糖の量、あずきは本来ダイエット食でもありましたから、そのさっぱり感を出すのか?あんことしての甘さを強調するのか?などなど、自分の好みのつぶあんとおなじお客様を求めて、粒あんを作り続けているんです。
山中石川屋さんの粒あんを、私は大変気に入いています。私は、あんこは甘すぎない方が好きで、あずきも軽くかんでほぐれるくらい粒が残っている方が好きなんです。なぜさっぱりしたあんこが好きかと申しますと、あんこは思った以上にいろいろなものと相性が良いため甘すぎない方が素材とのコラボレーションも邪魔しないからです。
この「酒まんじゅう」は、石川県で最も県民に親しまれていると言われている、福正宗を使用しています。
製造している福光屋さんは言います。酒は脇役。福正宗の役割は、料理を引き立て、会話を引き立て、楽しいひとときを過ごしていただくことです。「さらりとコクのある味わい」。自然にふくらむ旨みと、スッと 消えていくキレの良いあと味。
お菓子と全く一緒なんです!お菓子も会話を引きたて、暮らしに彩を加え楽しいひと時のための最高の脇役なんです!そう山中石川屋さんのまんじゅうと福光屋さんの福正宗は、酒まんじゅうにするための相性が抜群のなんです!!
食べたあと酒の香りが強すぎず「スっと消えていくキレの良さ」が大変良くわかります。あんこが甘すぎてもきっとこの香りは生かせないでしょう!出会うべくして出会ったお互いがお互いを活かす最強の相棒です。賞味期限も短いため石川県外にはなかなか流通していないので貴重です!
見つけた時が買いどき!まさにそんな商品です!
山中石川屋 住所:石川県加賀市河南町夕-1
※掲載情報は 2016/04/28 時点のものとなります。
二木の菓子 専務取締役 商品開発部長
二木英一
「二木の菓子」ではお菓子の専門店として常時約10,000種類のお菓子を取り揃えて日本中、世界中からお客様をお迎えしています。(規模によりますが一般的な小売店で約500~1000種類位と言われています)文化も、環境も違う地域から見つけてくるお菓子は驚きと、感動がいっぱいです!中には決して大型店舗では、売られる事のない名品も沢山あります!私は、食べる時に思わず感情移入してしまう名品を探すべく日々情報収集と自分の足で確認する事を仕事としています。また最近は独自の視点から商品開発も手がけております。それは、私がお菓子のプロとしてお客様から求められる提案に、手土産があるからです。昨今、お菓子ブームから、ただ売れている商品に似せて作った物が多くあります。そこで、決して流行や売れている物の真似ではなく、お菓子が本来持っている手渡しする意味や本物を形にする為、企画からお菓子が出来るまでを「ふたつ木」という自社ブランドでご提案しています。2015年5月テレビ東京「ガイアの夜明け」~進化するお菓子驚きの販売手法~出演 著書「なぜ20円のチョコでビルが建つのか?」Amazonマーケティングカテゴリー1位獲得