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日本酒の原型である「どぶろく」は米、米麹、水を発酵させ、もろみをこさずに作る飛鳥、奈良時代からある製造手法で作られるお酒です。時代によっては密造酒の別名として用いられたこともある「どぶろく」ですが、今では「どぶろく特区」も生まれ地域振興の一環として各地で「どぶろく」作りが行われています。今回は、そんなお酒の素朴な味わいを楽しめるこだわりの「どぶろく」をご紹介。飲み口の爽やかさを楽しめるお酒なのでこれからの季節にもピッタリです。
【どぶろく】運よく手に入ったら、じっくり大事に飲みたい「十二六 甘酸泡楽(どぶろく かんさんほうらく)」
武重本家酒造のどぶろく「十二六 甘酸泡楽(どぶろく かんさんほうらく)」は秋から春にかけての予約販売で人気のお酒。予約販売ですぐになくなってしまうので、もし運よく手に入ったら、じっくり大切に味わいたい1本。米の甘みと上品な酸が、口の中でフツフツと混じりあい、日一日と発酵が進むので、味わいを変えていく面白さも楽しめます。
【どぶろく】「どぶろく特区」のエレガントなどぶろく「民宿とおの 白ラベル」
岩手県遠野は2003年に全国に先駆け「どぶろく特区」に指定された地域。この「民宿とおの 白ラベル」は丁寧に育てた「遠野一号」を吟醸酒並みに精米し、酵母にも吟醸酵母を使用。清潔な環境で品質管理をし、火入れはしないとのことで酵母の生命力とエレガントさまで感じるどぶろく。洗練されたフレッシュで軽やかな味わいは、食前酒にも食中酒としてもおすすめです。
【どぶろく】炭酸泉の聖地で生まれたどぶろく「滝乃郷」
炭酸泉の聖地と呼ばれる岐阜県下呂市小坂町にある旅館「奥田屋」で作られている自家醸造のどぶろく「滝乃郷」。米のふくよかさと水のおいしさがしっかりと感じられる1本。炭酸泉だけでなく、水質に恵まれている小坂町だからこそ醸し出せる味わいをもったどぶろくです。
ところで「どぶろく」と「にごり酒」の違いってご存知ですか? 実はその違いは製造手法にあります。「どぶろく」が米、米麹、水を発酵させ、もろみをこさずに作るのに対し「にごり酒」は目の荒い布などでこされたお酒で「清酒」に分類されます。番外編として絶品の「にごり酒」もご紹介します!
【にごり酒】日本酒が苦手な人から通まで万人にお勧めできる「山廃 純米 微発泡にごり酒」
天然の乳酸菌を取り入れる伝統手法である生もと・山廃造りにこだわった兵庫県香住鶴酒造の「山廃 純米 微発泡にごり酒」。天然の乳酸菌からくる心地いい甘酸っぱさがヨーグルト飲料や乳酸飲料のようで日本酒らしい後味もあり、飲みやすさは日本酒が苦手という人にもオススメで、味わいは日本酒通にもオススメできる人気のにごり酒です。
【にごり酒】「春爛漫」な香りと味わいの春限定「桜吹雪 特別純米 うすにごり生」
広島の金光酒造が、毎年桜の季節に合わせてリリースしている、その名も「桜吹雪 特別純米 うすにごり生」。色合いは薄く「にごり」があってカスミがかっていてほんのり甘く華やかで、上品かつエレガントな香りが感じられるにごり酒です。口当りはスムースで、舌に上に残る微発泡感がフレッシュな印象を醸し出し、後口はキレイに切れてゆく「春爛漫」な香りと味わいの1本です。
※掲載情報は 2016/04/13 時点のものとなります。
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