寒い冬を越えてあたたかな季節になると楽しみたくなるのがお散歩。特にこれからの季節は桜と一緒に散歩を楽しむ機会が増えてきますよね。今回は都内でも神社や公園が多く街歩きにもぴったりな谷根千と上野で買えるお土産をご紹介します。ぜひお気に入りを見つけて次のお散歩で立ち寄ってみてくださいね。

千駄木駅から徒歩2分ほどの場所にある『菊見せんべい総本店』。創業は明治8年という老舗で、団子坂のいわばランドマーク的な存在。お店の中にある年季の入ったガラスケースには醤油、甘、茶、唐辛子の4種類のおせんべいが並びます。それぞれ1枚から買うこともできるので、好みの枚数を伝えれば手際よく袋に詰めてくれるところも嬉しいですね。

美容ライターの前田さんが“鉄板おせんべい”とイチオシしてくれたのが『本郷三原堂』の「塩せんべい」。お店の場所は本郷三丁目駅を最寄りとし、根津駅からは徒歩で20分程度。おせんべいはさっくりとした歯ごたえと心地よい香ばしさに加えて、どこかあと引くほどよいしょっぱさがたまらないのだそう。おせんべいの塩には伯方の自然塩とドイツ産の2億3000年前のホワイトクリスタル塩を使用しているそうで、ちょっとめずらしいところも手土産に喜ばれそうですよね。

続いては『本郷三原堂』から歩いて5分の場所にある『オザワ洋菓子店』をご紹介します。創業1964年という老舗で、お店の不動の一番人気がこちらの「イチゴシャンデ」。さっくりとしたクッキーを土台にし、上にはフレッシュなまるごとイチゴと生クリームをオン。それをまるっとチョコレートでコーティングした、形はミニマムなのに完成度はマキシマムといわれる逸品なのです。どのケーキも手作りでおいしいと評判を呼び、夕方には売り切れてしまうこともあるそうなので気になった方は早めにお店をのぞいてみて。

豆腐料理の名店として知られる台東区・根岸にある『笹乃雪』。JR鶯谷駅からもほど近く、ランチタイムも夜も人がたくさん集まる人気店です。夜のコース料理の締めの一品としても出される「とうふ茶漬」がこちらで注目のお土産。瓶詰の中身はとうふのほかにわらびやシイタケなども細かく刻まれており、そのままお酒のアテとして食べてもお店と同じくお茶漬けでいただいてもおいしいそう。お店の味が自宅でも楽しめるのはいいですよね。

続いては上野のお土産をご紹介していきます。東京・上野の甘味処『みはし』が創業したのは昭和23年。その当時から時代を越えて今なお人気を集めているのが看板商品の「あんみつ」。あまりに有名なのでもう食べたことがある！という方には“あんず”が４つ入った「あんずあんみつ」はいかがでしょう。紹介者の荒岡さんはその「あんずあんみつ」に、マスカルポーネチーズとラムのリキュールを少しいれたものをトッピングして食べるのにハマっているのだとか。定番に飽き足りてしまった方はぜひ試してみて。

和菓子好きなら知らない人はいないほどの人気店、上野広小路の『岡埜栄泉』。こちらの豆大福がとにかく人気で、午前中には売り切れてしまうこともしばしば。甘すぎない甘さを特徴としあんこ好きはもちろん、甘いものがあまり得意でない方でもおいしくいただけるそう。保存料や着色料など一切使用していないため、日持ちはしませんが手土産にすれば喜ばれること間違いなしです。

『資生堂パーラー』で20年以上愛され続けているロングセラー商品といえば「チーズケーキ」。そのチーズケーキに春季限定の“さくら味”があるのをご存知でしょうか。新発売の時は、あっという間に完売してしまったためパーラーファンの間では“まぼろしのチーズケーキ”と言われたほど。しっとり濃厚なチーズと上品なさくらの風味がなんとも春らしい気持ちにさせてくれます。『上野 松坂屋』でも購入でき、賞味期限も製造より60日と日持ちするので手土産にもぴったりですね。

『イアコッペ』は西日暮里で人気のベーカリー『イアナック』が新たに立ち上げた注目のコッペパン専門店。ピーナッツバターやたまご、焼きそばなどの定番の具材をはじめ目を引くのは懐かしの“ナポリタン”。自家製酵母で作られたパンの素朴さは、昭和を感じるノスタルジックな味わい。お店のすぐ上は上野公園なのでテイクアウトして公園でランチをするのも楽しいですね。