お酒も食事もおいしさ倍増! 奥深い「フードペアリング」の世界

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フードペアリング。昨今のコーヒーブームに伴い、小耳に挟んだことがある人も多いはず。ワインでのマリアージュといえば想像がつきやすいかもしれません。簡単にいえば食べ物同士の相性のことで、対象となる食材の要素を科学的に分析し、同じ要素を持つ食材を導き出します。ここでは、フードペアリングを数例ご紹介します。合わせて食せば、どちらも驚くほどおいしくなる、奥深いフードペアリングの世界をお楽しみください!

1:ペアリング上級者に! 丸みある「コロンビアコーヒー」+香ばしい「海老料理」

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コロンビアコーヒーとのフードペアリングを楽しむ晩餐会に参加した里井さんが、レポートしてくれた組み合わせのひとつがこちら。コロンビアでもとくに美しい景観を持ち、世界遺産にも登録されているキンディオ県の「コーヒー」に、ココナッツとパルメザンチーズで揚げた「海老料理」の組み合わせ。キンディオコーヒーの少しコクがあり丸みを感じるふくよかさが、海老の甘みを一層広げてくれるのだとか。ほかの驚く組み合わせもチェックしてみて。

2:入門者向け! 濃いめの「ブラックコーヒー」+ スパイシーな「クッキー」

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続いては初心者でもトライしやすいペアリングをご紹介します。ケーキデザイナーの鈴木さんはコーヒー好きで、ペアリングの世界にハマった人のひとり。重なる研究の結果、たどり着いた組み合わせが、ブルーボトルの高級香辛料のサフランを使ったオリジナルクッキー「スニッカードゥードル」に濃い「ブラックコーヒー」や「エスプレッソ」との組み合わせ。クッキーのスパイシーな味わいがコーヒーの苦味と相性抜群です。

3:お花見時期に試したい! 燻製香の「中国茶」+塩漬けの葉と食す「桜餅」

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中国の福建省生まれの「ラプサン・スーチョン」は、苦味のある燻製香が特徴の紅茶。多くの紅茶愛飲家が魅せられ、一目置かれる存在の紅茶には、スモークサーモンやチェダーチーズが合うとされています。しかし、紅茶に精通する岡田さんのおすすめはというと和菓子とのペアリング。「道明寺」や「桜餅」に塩漬けの桜の葉を合わせれば、クセになること間違いなしなのだとか。これからの時期に覚えておきたい組み合わせです。

4:和と英の饗宴! 特上に苦い「イギリス産ビール」+滋味深い「里芋まんじゅう」

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ここからはお酒とおつまみのペアリングをご紹介します! ハチミツやカラメルのような甘い香りと柑橘系の香りを合わせ持つ、後を引く苦味が特徴のイギリスのビール「フラーズ ESB」。合わせるのは意外にも和食の「里芋まんじゅうのあんかけ」。ふわりと漂う生姜の風味とあんかけのお出汁に、ビールの香りが良くマッチするのだそう。どっしり系のビールは生姜との相性抜群なので、お鍋の季節にも活用できますよ。お試しあれ!

5:今の時期ならコレ! 生姜香る「クラフトビール」+濃厚な「豚の角煮」

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続いてもビールのペアリングをご紹介します。クラフトビール好きにはおなじみの常陸野ネストビールを醸造する茨城県の木内酒造による、生姜をたっぷり使ったビール「リアルジンジャーエール」に合わせたいのは、生姜たっぷりの「豚の角煮」。アルコール度数の高めのビールが、柔らかく煮込んだ豚バラ肉のこっくりとしたコクにも負けないベストペアリング。体を芯から温めてくれる生姜ペアリングは、寒い冬にもぴったりです。

6:これぞ究極?! コク深い「お豆腐のもろみ漬け」+「日本酒・焼酎・ワイン」

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日本酒と相性の良い食べ物をみつけるのも楽しみのひとつという、ケーキデザイナーの鈴木さん。お父さんが近くの酒屋さんで偶然発見した「秘伝豆銘(ひでんとうぺい)」というお豆腐のもろみ漬けは、お豆腐が原料とは信じられない程のコクがあり、「日本酒」や「焼酎」だけでなく、「ワイン」とも合うという最強の酒の肴なのだとか。さらに調味料として使えば、さらにお酒の楽しさが広がる、ペアリング無限大のアイテムです。

7:後味さっぱり! 香り豊かな「スパイシーブレッド」+さわやかな「蒸留酒」

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最後にご紹介したいのが、デザートとお酒のペアリング。しっとりしたスパイシーブレッドの周りに、林檎のキャラメリゼが散りばめられた華やかなデザートに合わせるのは、ジャガイモからつくられるノルウェーのお酒「アクアヴィット」。42度もある高いアルコール度数の蒸留酒は、飲み口がさわやかながら鼻にツーンとくる特徴ある風味が、香り豊かなスイーツとよく合います。ノルウェーに訪れずとも、試してみたい締めの一杯です。

※掲載情報は 2016/02/21 時点のものとなります。

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