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千葉県いすみ市に注目のチーズ工房が続々と！世界が認めた、ブルーチーズ「草原の青空」
日本のチーズ工房のほとんどが北海道にあるため 国産チーズ生産地として、まずは北海道を思い浮かべますよね。
関東在住ですと、なかなか北海道まで足を伸ばせないので、チーズ工房さんを訪れる機会が少なくて……と嘆いていた私に チーズ仲間から朗報が！！
今、実は千葉県いすみ市が熱い！！。ということで早速訪ねてみました。
もともと千葉は江戸時代に8代将軍の徳川吉宗がインドから白牛（乳牛）を輸入し乳製品（白牛酪）を造らせたといわれ、南房総市にある酪農の里は“日本酪農発祥の地”として千葉県史跡に認定されています。
現在、いすみ市を中心に海外や北海道で技術を磨かれたチーズ工房さんが、チーズ造りを行っています。
その中の一つ、高秀牧場。
いすみ市の豊かな自然の中で、150頭の乳牛を飼育されている高秀牧場。2011年より、このおいしいミルクからチーズを！とチーズ職人さんを呼びチーズ工房がスタート。
搾りたての新鮮なミルクから、フレッシュチーズ、ソフトチーズ、青カビ、セミハードチーズといろいろな種類のチーズを作っています。
その中でも、このブルーチーズ「草原の青空」は、2014年Japan Cheese Awardで金賞を受賞。翌年にフランスTours市で開催されたチーズコンテストでは、見事、最高賞であるSuper Goldを受賞という快挙を果たし、世界も認めた青カビチーズです。
（http://www.cheese-professional.com/2015/06/%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E3%83%81%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%81%A7%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E3%83%81%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%81%8C%E5%BF%AB%E6%8C%99%EF%BC%81/）
草原の青空は、一般にチーズの内部のみに青カビを育成させるのですが、何と外側にも青カビがぎっしり！！
さぞ青カビ特有のピリピリとした味わいかと思えば、意外にもおだやかな風味で、ミルクのコクをたっぷり味わえます。
先日、こちらのチーズと山梨県勝沼のシャトー勝沼のワイン「マスカットベーリーA」とのマリアージュを試してみたところ、青カビのシャープさとマスカットベーリーAのフルーティな味わいがベストマッチでした。
高秀牧場の青カビチーズ、地元でも大変人気のため只今熟成中です。
今からできあがりが愉しみです。
※草原の青空は、直接牧場内チーズ工房にて。もしくは、電話のご注文のみで現在受付中です。
問い合わせ先：0470-86-2131
※掲載情報は 2016/02/19 時点のものとなります。
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キュレーター情報
チーズ＆ワインナビゲーター
山田好美
フランスチーズ鑑評騎士／チーズプロフェッショナル。シニアワインエキスパート／上級ドイツワインケナー。フランス愛好家。英仏語講師として活動する中で現地のワイナリー、チーズ生産者を訪れるようになりより確実な知識をと資格取得。現在恵比寿のレコール・デュ・ヴァンにてチーズ講師として初心者から資格を目指している方のお手伝いをしています。またチーズプロフェッショナル協会 チーズ検定講師 ソムリエ協会 ワイン検定講師として 検定を通して幅広い年代の方々へ チーズ＆ワインのある豊かな食生活を広めております。近年は国内の生産者にも目を向け ヨーロッパに負けないチーズ＆ワインを応援しています。
