インドと言えば紅茶?いいえ、コーヒーもちょっと感動もの!

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深煎り珈琲好きなら是非ともトライ。苦みが美味しくてすっかり定番になりました。

インドと言えば紅茶?いいえ、コーヒーもちょっと感動もの!

私はコーヒーは深煎り派。スパイス料理のあとは特に苦いものが飲みたくなります。時には砂糖もミルクもたっぷり入れて飲むのもなかなかいいもの。ヨーロピアンな深煎りも悪くないですが、インドのコーヒーは何故かインド料理にもよく合うような気がして、食事のあとには(チャイよりも実は必ず)飲みたくなるのです。

 

verdiさんは京都の自家焙煎珈琲店。このインディアコーヒーは友人がギフトで送ってくれたのが出会いでした。インドには実は素晴らしいコーヒーがあります。紅茶は北東部のダージリンやアッサムが有名ですね、それに対してコーヒーは南インドを中心にファンが根強く、いい豆を見つけるのも私には楽しみのひとつだったのでした。商品名に付いているAPAAとは最上級の意味。そもそもこのインディアは深く煎っても味が崩れないのだそうです。コクが強く苦みも強い。その特徴がしっかり味わえること請け合いです。

インドと言えば紅茶?いいえ、コーヒーもちょっと感動もの!

このお店では豆は一粒ずつ選んで点検し丁寧に焙煎されます。挽きたての粉をドリップするとき、豆粉の盛り上がり方に満足しながらゆっくりコーヒーを淹れるのは本当に気持ちが落ち付くひとときです。苦みとコクを「ああ、この味、また出会えたんだなあ」と考えながらまずはストレートで。そして2杯目は砂糖とミルクを多めにして必ずスウィーティーでミルキーに(笑)します。私と同年代の50代には懐かしい話になるかと思いますが、お砂糖をしっかりと入れて、そしてできれば練乳を入れるのです。無かったら生クリーム、止むなくは牛乳。するとどうなるか……あの懐かしい「ライオネスコーヒーキャンディー」の味になるのです!疲れている時など、これはもう最高なんです。もちろん辛いカレー料理のあとにもホッとする味です。ベトナムコーヒーも同じような飲み方をしますね、でもこのお店のインディアはなんというか、別格なのです。香りが、あとはきりりとした苦みが全く違うのです。

※掲載情報は 2016/01/28 時点のものとなります。

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キュレーター情報

香取薫

インドスパイス料理研究家

香取薫

有限会社 食スタイルスタジオ 代表取締役
キッチンスタジオ ペイズリー 主宰。
1985年、ボランティアで訪れたインドでスパイス料理に魅せられ、本格的に研究を始める。さまざまな地方で本場の家庭料理を習う。料理教室は1992年創業、数多くのインド料理店主、講師を輩出。教室にはスリランカ料理とアーユルヴェーダ料理コースも併設。ポリシーは日本の気候や日本人の味覚に合う健康的なスパイス使い。
著書に『5つのスパイスで作れるはじめてのインド家庭料理』(講談社)、『家庭で作れるスリランカのカレーとスパイス料理』(河出書房新社)、『アーユルヴェーダ食事法 理論とレシピ──食事で変わる心と体』(佐藤真紀子共著、径書房)、『『ひとりカレー かんたんレシピ45』(幹書房)、『家庭で作る本格インド料理』(マーブルトロン)、『アーユルヴェーダ・カフェ』(著・上馬塲和夫、料理・香取薫/地球丸)、『うまい、カレー。』(ナツメ社)、『チャラカの食卓 二千年前のインド料理』(伊藤武共著、出帆新社)などがある。

日本アーユルヴェーダ学会 評議員
日本香辛料研究会 会員

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