いわき味噌
小野園次郎商店
福島県いわき市の「小野園次郎商店」の良品質なお味噌に出会いました。「酵母や乳酸菌が生きている味噌」という事で、宅急便で友人から届いたのですが最初は、失礼ながら「全国には美味しいお味噌はいっぱいあるだろう……」というくらいにしか思っていませんでした。
ところが、最初の一口で、「これは違う!」とすっかり惚れ込みました。きっかけは、普段、「生野菜はサラダにしてドレッシングやマヨネーズ」なのですが、ドレッシングやマヨネーズが嫌いという友人が「きゅうりとお味噌ないかなぁ?」というリクエストで、この「いわき味噌」の封をあけて、きゅうりの横にそのまま乗せて食卓へ。
一口きゅうりをかじった友人の「このお味噌!美味しい!」の一言で、真似して食べて見たら、お味噌の味が濃く、それでいて塩分は控えめ……、何とも食欲をそそる、驚くほどの美味しさでした。それ以来、しばらくはきゅうりはもちろん、大根、人参、セロリなど色々なスティック野菜&「いわき味噌」にはまってしまいました。
もちろん、お味噌汁にしても美味しいのですが、コクがあり、防腐剤など一切使っていないという生味噌なので、そのまま野菜につけて頂くと、お味噌の本来の旨味がよくわかります。ついつい野菜もどんどんいただけ、止まらないほどです。
また、こちらの小野園次郎商店の「むらさき」という出汁醤油も、「だいだいポン酢しょうゆ」もおすすめです。
やはりお味噌同様、コクがあって素材を引き立ててくれるので、なににかけても美味しくいただけます。このお味噌と醤油に出会ったおかげで、特に、朝ごはんが楽しみになりました。
忙しい朝にも、ただかけるだけという「楽」をしています。卵かけご飯や、最近はシンプルに、湯豆腐にこの「むらさき」をかけるのがお気に入りになりました。そして、お味噌汁と一緒にいただくと、まるで旅館の贅沢な朝ごはんのようです。
材料から吟味し、すべて手作りで、生産量が少ないとのこと……、ホームページもないというような地味なお味噌屋さんらしいのですが、品切れでもご容赦ください。
待ってでも試してみる価値がありますよ。
店舗名:小野園次郎商店(オノエンジロウショウテン)
住所:福島県いわき市小川町柴原字館下76-1 TEL 0246-21-2111
小野園次郎商店
※掲載情報は 2016/01/19 時点のものとなります。
フラワー&テーブルコーディネーター
鬼頭郁子
「旬を取り入れた花とテーブルの教室」は、少人数制のレッスンで着実に実力が向上すると、主婦からプロまで幅広く支持され、全国から生徒さんが通う。サロン主宰やスペシャリストを目指す方も多く、多数の教室主宰者を輩出、その育成やサポートにも力を入れる。教室運営のほか、トップブランドのコーディネートやプロモーションに関わるなど、多くの企業の花や食文化に関するセミナーをおこなっている。2014年、銀座5丁目にライフスタイルを彩るテーブルウェアなどの、セレクトショップ「イザベラ コンスタンチン」をオープン。著書も多数。