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フィンランドといえば・・・?
フィンランドといえば皆様何を思い出すでしょうか?「オーロラ」、「キシリトール」、「ノキア」いろいろあると思いますが、「ムーミン」これを忘れてはいけません。今年はムーミンの生みの親、トーヴェ・ヤンソンさん生誕100周年ということで、日本全国で昨年から様々な催し物が開催されています。今回はトーヴェ・ヤンソン展開会を祝ってフィンランド大使館にて催された日本とフィンランド関係者向けのパーティーに訪問してきました! お話は、フィンランド大使館外交官でもあり、イクメンパパとしても有名なミッコ・コイヴマーさんにお聞きしました。
前菜からメイン、デザートまで、もちろんフィンランド三昧
フィンランド料理はもちろん地域差はありますが、洗練された乳製品、皆さんの想像をはるかに超える種類の豊富なパン、肉類と同様、魚も多く食べられます。今回は、皆様への感謝の意をこめて、フィンランドで食べられるオーソドックスな料理でおもてなしをしようと思っておりました。
フィンランド料理で有名なものはいくつかありますが、「ミートボール」は外せません。ほとんどのフィンランド人のお母さん、もしくはおばあちゃんは、独自のレシピでミートボールを作ります。つまり一言で「ミートボール」といっても少しずつ違うのがフィンランド流です。今回はその名も「おばあちゃんのミートボール」もちろんフィンランド流でリンゴンベリー・ジャムを添えて皆様にお出ししました。前菜はほかにも「ニシンのマリネ」そして、「きゅうりのサラダ」もご用意いたしました。
ほかにも、フィンランド東部・カレリア地方の伝統的な食べ物の『カレリアパイ』もフィンランドならではの食べ物です。ライ麦で作られた生地に、ミルクで炊いたお米のおかゆを詰めてオーブンで焼いたフィンランドの伝統的な食べ物で、エッグバターと一緒に楽しんでいただきました。
メインはサーモンを一匹丸々スモークした「スモークサーモン」ですが、普通のスモークサーモンとは違い、中まで軽く火を通すことによって、スモークの香りが強く、柔らかく脂ののった、フィンランドでいう「ホットサーモン」になります。フィンランドでは、日本でよく食べられるいわゆる「スモークサーモン」は「コールドサーモン」と呼ばれてます。
「ムーミン」はフィンランド自慢のトロールで、影響力の大きい広報大使とも言えるでしょう。今後も日本の皆様に長く愛されるキャラクターでいて欲しいと思います。トーヴェ・ヤンソン100周年のイベントはまだまだ続きます。11月30日(日)まで横浜そごう美術館、12月13日からは北海道帯広美術館で、「生誕100周年 トーヴェ・ヤンソン展~ムーミンと生きる~」を開催していますので、ぜひ足を運んでみてください。
ムーミン2014ウィンター skiing with Mr. Brisk マグカップ 0.3L
今年のムーミンウィンターアイテムも、コミックス『やっかいな冬』からの一場面。ですが、ここ数年続いた水色の背景が今年はブルーグレーのトーンに。空の部分に黒い細かな線が入り、雪の季節の空を表しています。冬眠の習慣があるムーミン達が、眠れずに慣れない銀世界に現れ、スポーツ大好きなブリスクの熱血指導に振り回されるというコミカルな場面と、雪空の暗さの対比が印象的なシリーズです。
※掲載情報は 2014/11/09 時点のものとなります。
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キュレーター情報
フィンランド大使館
ムーミン、サンタクロース、サウナのふるさととして知られるフィンランドは、日本と外交関係を樹立してから間もなく100周年を迎えます。東京・名古屋・大阪から直行便で約10時間。一番近いヨーロッパの国として、季節を問わず日本から多くの観光客が訪れています。ムーミンやサンタクロース以外でも、美しい自然、優れた教育制度や洗練されたデザイン、高い技術力にゲーム産業やスタートアップなど世界から高い関心を集めているフィンランド。2014年にはムーミンの生みの親であるトーヴェ・ヤンソンの生誕100周年、2015年にはフィンランドを代表する作曲家ジャン・シベリウスの生誕150周年、2017年には独立100周年を迎えます。そんなフィンランドの情報を食文化という切り口を中心に皆様にお伝えしていきます。