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10分で完成!冬のムール貝を自宅で味わう
「ロンドンの台所」といわれる市内で最大規模のBorough Market(バラ・マーケット)は、地元の人や観光客など多くの人でいつも賑わっています。お昼前後になると昼食を兼ねて出掛ける人も重なり、かなりの人出となるため、私は10時前後には訪れるようにしています。
今の季節、おいしい食材のひとつがムール貝です。日本のアサリのように、ヨーロッパで広く流通しているムール貝は、アイルランド産もしくはイギリス北部のスコットランド産が売られています。「寒いこの地域の海岸で育った貝は実がしまっていておいしいよ!」とお店の人もオススメのムール貝は、小粒ながら弾力がありとても美味です。ちなみに今の季節は1kg/£4.9程(1,000円弱)です。
〜 市場情報 〜
Borough Market / バラ マーケット、最寄り駅:London Bridge
HP→http://boroughmarket.org.uk
〜 Open Hours 〜
水&木曜日 10:00-17:00、金曜日 10:00-18:00、土曜日 8:00-17:00
日本でも販売されているムール貝。「基本のムール貝の白ワイン蒸し」のレシピは以下の通りです。もしも手に入ったらぜひ作ってみて下さい。
シンプルな調理で、貝のおいしさを味わうことができます。お好みで、生クリームを加えたり、またパスタソースにしたりと、基本のレシピをベースにアレンジ調理もぜひ楽しまれてみて下さい。
ガーリック&パセリトーストを添えて、煮汁をディップさせて頂くのもオススメです。
ちなみに、食べ方についてもオススメがあります。右手で空の殻をトングのように持って、次に食べる貝の身を挟んで食べてみて下さい。バケツのようなお鍋一杯に入ったムール貝を食べることで知られるベルギーでの食べ方です。とても食べやすいです。
きほんのムール貝とセロリの白ワイン蒸し
<鍋 18cm>
ムール貝・・・600g
セロリ(1cm程度の角切り)・・・1本
白ワイン・・・適宜(鍋の底0.5cm程度)
ニンニク(皮付きで潰す、もしくはみじん切り)・・・1個
シャロット もしくは玉葱(みじん切り)・・・大さじ4
パセリ(みじんぎり)・・・・適宜
塩、白胡椒・・・ひとつまみ
オリーブオイル もしくは バター・・・大さじ1
〜ムール貝の下処理方法〜
1:ボールに水を張りムール貝を入れる。
2:タワシで表面の汚れを除く(もしくは貝をすり合わせるように洗う)。
3:1分ほど流水をあて、臭みを除く。
4:付着している藻やヒモは除く。
〜調理順番〜
1:鍋にオイルを温めシャロットとニンニクを入れて弱火にかける。
2:良い香りがしてきたら、セロリ、塩、白胡椒を各ひとつまみ入れて、中火でザッと炒める。
3:下処理したムール貝をざっと炒めて、白ワインを加えて蓋をする。
4:強火にし、貝の口が開くまで蒸し煮にする(1分〜)。
5:好みでパセリのみじん切りをちらし、塩、胡椒で味を整えて出来上がり。
以下のお店は東京の世田谷区では知る人ぞ知る魚店。以前、世田谷に住んでいた頃、よく訪れていた、魚市場のような活気あるお店です。ムール貝も時折扱っています。
※掲載情報は 2016/01/11 時点のものとなります。
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キュレーター情報
料理講師
小林ひろこ
著書:パパッと簡単!タイ料理/PHP研究所刊
料理・監修:ITADAKIMASU/タイ HWM刊
江戸時代から続く家に生まれ栄養士である母が作る、昔ながらの日本の家庭料理に幼少より慣れ親しむ。
夫の転勤に伴いロンドン、バンコクに在住。
日本では、雑誌の料理連載や学校・企業・大使館・レストラン等での講座やイベントで「基礎を大切にしながらの実践的な料理・マナー講座」を開催する。
・ ル・コルドン・ブルー ロンドン校、バンコク校卒業 ディプロム取得
・ タイ文部省認定 料理学校 卒業
・ タイ料理の第一人者 シーサモン・コンパン博士に料理・食文化を学ぶ