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懐紙は茶道や和食のお席だけでない!色んなシーンで使える世界に誇れる日本の逸品!
お年始に親戚が集まったりなどでお年玉を渡すようなシーンがありますがお年玉袋を用意するのを忘れて慌てた・・ということもありませんか?また友人にちょっとしたことを書いて渡したい時にメモ用紙がないときや、洗面所で手を洗った際にうっかりハンカチを忘れてしまったとき、お化粧を直した時にティッシュが見当たらない時。こんな時にも万能に使える物があるのです。
それは懐紙!日本が誇る和紙で作られる14.5㎝×17.5㎝(男性用や京懐紙は若干サイズが違います)の四角の紙。元々は平安貴族の時代から着物の懐に入れて主に食事やお茶を頂く際に使用されていたものですが、その当時から、和紙の素晴らしい特性を生かした色々な使われ方をされたそうです。懐紙本来の使い方としては、そのままお食事の際に手のひらにのせて料理の汁を受けたり(手皿をされる方は要注意!マナー的にはNGです)、お皿に残った魚の骨を隠したり、濃茶を頂くときに飲み口を拭いたり、和菓子を頂くときの受け皿や、漆塗りのお皿が傷まないように生菓子を載せる際の敷紙にすることができます。
お食事以外の使い方としては、しっかりした和紙なので、ちょっとした一筆箋やメモ紙に使ったり、ちょっとお金をお渡しするときに包んだりにも便利です。
手帳を千切って当座しのぎするより、むき出しでお金を渡すよりずっと優雅な仕草です。またとても良く水分を吸うので手を洗った後のハンカチ代わりにも、少し揉むと柔らかくなるのでお鼻紙にも使えます。つまりバッグにお懐紙が1つあれば万能に使えるということなのです。こんなに便利な懐紙は本来は白いものが正式ですが、最近はとてもスタイリッシュなものを色んなメーカーさんが作られています。中でも私が愛用しているのが奈良の中川政七商店さんのお懐紙。古典柄をモダンな色目で展開されているのでクラシックなのにとてもお洒落なのです。とっても素敵なのにお手頃なのもありがたいところ。
外国人の友人にちょっとしたプレゼントで差し上げてもとても喜ばれます。その際はバリエーション豊富な使い方を教えるとマジックのよう!と言ってとても感心してくれるのも嬉しいです。日本が世界に誇る和紙のそのまた使い勝手の優れた懐紙!今年はひとつバッグに忍ばせて、便利に時に優雅に使ってみてはいかがでしょうか?
所在地 〒630-8221 奈良県奈良市元林院町31-1
電話番号 0742-22-1322
FAX番号 0742-22-2222
※掲載情報は 2016/01/06 時点のものとなります。
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キュレーター情報
田中伶子クッキングスクール校長
中村奈津子
日本女子大学食物学科卒業後、全日本司厨士協会に就職。ニューヨークのニュースクール、フィレンツェのラ・フォールアカデミー、香港鴻星料理学院で学ぶ。2006年ニューヨーク駐在時より料理教室「LOVELY TABLE NEW YORK」を主宰。2009年帰国後、実家田中伶子クッキングスクールに勤務。2012年「LOVELY TABLE GINZA」開校。現在もニューヨークを行き来する活動をしている。
PHP研究所発行月刊誌「JAPAN CLOSE-UP」に料理記事連載。光文社「VERY」「女性自身」などに寄稿。BSフジ阿川佐和子氏の「阿川ごはん」レギュラー出演。日本テレビ「ZIP!」定期出演中。
主婦と生活社発行「一生作り続けたいおかず~50年の名門料理教室のベストレシピ150」が2014年本屋レシピ本大賞4位入賞。2014年9月講談社発行「本当に作りたい料理、ぜんぶ。」好評発売中。